ライフ

ジム通いができない犬のダイエット 摂取カロリー減が現実的

 西川文二氏は、1957年生まれ。主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく犬のしつけを指導している。その西川氏が、「犬のダイエット」について解説する。

 * * *
 痩せようって決めたから、6月4日はダイエット記念日。

 犬の話ではなく、私の話。それも、昨年の6月4日の話ですけどね。目標は100日でBMIの標準体重へ。平均1日100グラム減!

 調べると私の場合、2200キロカロリー程度が、日々必要とするカロリー量。思い起こせばそれまでは、完全なる食べ過ぎ。右肩上がりに太ってきたわけですわ。

 100グラム体重を減らすってことは、脂肪100グラムを燃やすってこと。そのためには700キロカロリーの消費が必要。ちなみに、コレ、運動で消費するのは至難のワザ。ウォーキングだと、な、な、なんと3時間以上歩かないといけない。

 ここは、摂取カロリーを抑える方法が、現実的となるわけです。実は、この摂取カロリーを抑える方法、過去に私、犬で実証済み。

 6年ほど前でしたかね、犬用の体脂肪計が開発されたっていうんで、動物病院で計ってもらったら、驚きの体脂肪率36%。人間なら完全なる肥満なんですが、なんでも犬の場合は肥満予備群だそう。

 いずれにしても健康のためには、体脂肪率25%位まで落とした方がいいってんで、獣医師の助言の元ダイエットを開始いたしました。

 犬は、ダイエットのためにジムに通うなんてしませんから、運動でのカロリー消費は望めない。で、獣医師から助言されたのが、先の摂取カロリーを抑える方法。

 まず、普段与えている食事の量を20%減らす。それを日々の必要なカロリーと仮定。そこから体重を落とすためにさらに20%摂取カロリーを抑え、体脂肪率を25%まで落とす。そこからは仮定の日々に必要なカロリーに、食事を戻す。

 結果はっていうと、私の犬、2か月を待たずして目標を達成。もちろん、私の方もですけどね。人も犬も、肥満は病気の元。減量をお考えの方、ぜひご参考に!

※週刊ポスト2012年6月15日号

関連記事

トピックス

自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
【追悼】釜本邦茂さんが語っていた“母への感謝” 「陸上の五輪候補選手だった母がサッカーを続けさせてくれた」
週刊ポスト
有田哲平がMCを務める『世界で一番怖い答え』(番組公式HPより)
《昭和には“夏の風物詩”》令和の今、テレビで“怖い話”が再燃する背景 ネットの怪談ブームが追い風か 
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《過激すぎる》イギリス公共放送が制作した金髪美女インフルエンサー(26)の密着番組、スポンサーが異例の抗議「自社製品と関連づけられたくない」 
NEWSポストセブン
悠仁さまに関心を寄せるのは日本人だけではない(時事通信フォト)
〈悠仁親王の直接の先輩が質問に何でも答えます!〉中国SNSに現れた“筑波大の先輩”名乗る中国人留学生が「投稿全削除」のワケ《中国で炎上》
週刊ポスト