ライフ

金子哲雄 山路徹&杉村太蔵をTV局でひと目見てファンになる

 テレビでもお馴染みの流通ジャーナリスト・金子哲雄氏が、女性セブン2012年9月13日号に掲載された人気連載「うちのバカダンナ」を足がかりに、メディアや流通業界における“キャラ”を分析する。「うちのバカダンナ」では、山路徹氏と杉村太蔵氏による悩み相談コーナーが人気だが、金子氏もそこに注目したようだ。

 * * *
 バカダンナ、毎週読んでいます。こんな人が世の中にいるんだなーと、ホッとする(笑い)ページです。

 増ページ部分では、前回は山路徹さん、今回は杉村太蔵さんが指南役でした。お2人とも“憎めない” 憎まれっ子世にはばかるタイプですよね。お2人ともテレビ局などでお目にかかりますが、ひと目見て、ファンになってしまいました。とにかく何を発言されても、嫌みに聞こえず、ユーモアにあふれているんです。

 しかしこれを見てあらためて、メディアでは、いじっても、かわいげのあるスーパーいじられ役の需要が伸びているのがわかりますね。セブンに限らず週刊誌やワイドショーには、好感度が必ずしも高いといえないかたも話題を提供してくださっていますよね。ストレートな人気者だけですと、画面が単調になりやすいんですね。

 ですから、スパイスとなるキャラクターが重要になるわけです。だからテレビのプロデューサーさんはキャラクターが重ならず、バラエティーに富んだキャスティングを目指すんですね。今、まさに「きている」キャラクターは“憎めない”憎まれっ子キャラといえるのではないでしょうか。

 商品も同じ。売れ筋だけをズラズラ並べてもダメなんですよ。変化球のような変わった商品といっしょに並べたほうが売り上げが伸びるんです。キャラを立たせる作戦が、メディアにも売り場にも必要なんですね。

※女性セブン2012年10月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《まさかの“続投”表明》田久保眞紀市長の実母が語った娘の“正義感”「中国人のペンションに単身乗り込んでいって…」
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【スクープ】大谷翔平「25億円ハワイ別荘」HPから本人が消えた! 今年夏完成予定の工期は大幅な遅れ…今年1月には「真美子さん写真流出騒動」も
NEWSポストセブン
フランクリン・D・ルーズベルト元大統領(写真中央)
【佐藤優氏×片山杜秀氏・知の巨人対談「昭和100年史」】戦後の日米関係を形作った「占領軍による統治」と「安保闘争」を振り返る
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《追突事故から4ヶ月》広末涼子(45)撮影中だった「復帰主演映画」の共演者が困惑「降板か代役か、今も結論が出ていない…」
NEWSポストセブン
江夏豊氏(右)と工藤公康氏のサウスポー師弟対談(撮影/藤岡雅樹)
《サウスポー師弟対談》江夏豊氏×工藤公康氏「坊やと初めて会ったのはいつやった?」「『坊や』と呼ぶのは江夏さんだけですよ」…現役時代のキャンプでは工藤氏が“起床係”を担当
週刊ポスト
殺害された二コーリさん(Facebookより)
《湖の底から15歳少女の遺体発見》両腕両脚が切断、背中には麻薬・武装組織の頭文字“PCC”が刻まれ…身柄を確保された“意外な犯人”【ブラジル・サンパウロ州】
NEWSポストセブン
山本由伸の自宅で強盗未遂事件があったと報じられた(左は共同、右はbackgrid/アフロ)
「31億円豪邸の窓ガラスが破壊され…」山本由伸の自宅で強盗未遂事件、昨年11月には付近で「彼女とツーショット報道」も
NEWSポストセブン
佳子さまも被害にあった「ディープフェイク」問題(時事通信フォト)
《佳子さまも標的にされる“ディープフェイク動画”》各国では対策が強化されるなか、日本国内では直接取り締まる法律がない現状 宮内庁に問う「どう対応するのか」
週刊ポスト
『あんぱん』の「朝田三姉妹」を起用するCMが激増
今田美桜、河合優実、原菜乃華『あんぱん』朝田三姉妹が席巻中 CM界の優等生として活躍する朝ドラヒロインたち
女性セブン
別府港が津波に見舞われる中、尾畠さんは待機中だ
「要請あれば、すぐ行く」別府湾で清掃活動を続ける“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(85)に直撃 《日本列島に津波警報が発令》
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月16日、撮影/横田紋子)
《モンゴルご訪問で魅了》皇后雅子さま、「民族衣装風のジャケット」や「”桜色”のセットアップ」など装いに見る“細やかなお気遣い”
大谷家の別荘が問題に直面している(写真/AFLO)
大谷翔平も購入したハワイ豪華リゾートビジネスが問題に直面 14区画中8区画が売れ残り、建設予定地はまるで荒野のような状態 トランプ大統領の影響も
女性セブン