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「この年で親の性問題に振り回されるとは…」と55才女性嘆息

 女性85.9才、男性79.4才という日本人の平均寿命が象徴する、超高齢社会・ニッポン。そんな中、“老いては益々壮んなるべし”を実践するかのように、シニアたちの恋愛も花盛り。若い世代の恋愛と変わることなく、愛情が芽生えれば嫉妬も渦巻く。そして当然のようにトラブルも増加中!

 ひとりっ子で、嫁いだ後も父(79才)の面倒をみているというD子さん(55才・主婦)が語ってくれた。

 * * *
 うちの父の様子がおかしくなったのは、施設に入ってすぐのこと。父は軽度の認知症。4人部屋で暮らしていたんですが、同じ施設の女性に一目ぼれしたんです。

 施設スタッフの話によると、最初は人目をはばかるようにこっそり手を繋いで廊下を仲よく歩く程度だったらしいんですが、いつしかエレベーターを止めて中でキスをしたり、ふたりで車いす用のトイレに入って出て来なかったりと、どんどんエスカレート。

 ときに着衣が乱れていることもあり、「どうしたらいいでしょうか?」と施設から報告が来て、そんなことになっているとわかったんです。でも今さら父に「セックスしてるの?」とも聞けず…。結論が出ないまま3か月が過ぎると、ふたりの仲は歯止めが利かず、同じベッドで寝たがるようにまでなってしまって。

 結局、私の判断で、父の施設を移転しました。やっと入れた施設だったから、次を探すのには本当に苦労しましたよ。この年になって親のセックス問題に振り回されるとは思わなかったです…。

※女性セブン2013年3月14日号

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