ライフ

釣り人 大きさによって魚は呼び名を変えクロダイは7種類

 高木道郎氏は1953年生まれ。フリーライターとして釣り雑誌や単行本などの出版に携わり、北海道から沖縄、海外まで釣行している。その高木氏が、大きさによって呼び名を変える釣り師の習慣を紹介する。

 * * *
 釣り師は納得サイズのことを良型と呼ぶが、良型の基準は魚種やフィールドによって異なる。クロダイの場合は10センチ以下をチンチン、25センチ以下をカイズと呼び、25~35センチを中型、35~45センチを良型と呼ぶ。大型は45センチ以上であるが、50センチを超すサイズは年無しとも呼ばれ、55センチ以上になると超大型と呼ばれる。

 メジナの場合は20センチ以下をコッパ、20~25センチを小型、25~35センチを中型、35~45センチを良型、45センチ以上を大型と呼び、50センチ超えは超大型になる。しかし、クロダイと比べてフィールドによるサイズ差が大きいため、フィールドによってサイズ基準が若干異なる傾向がある。

 メジナの成長が遅い内海や東北エリアでは、30センチあれば良型だろう。ちなみにコッパは木っ端役人の木っ端で、つまらないもの、取るに足りないもの、価値のないものという意味。

 シロギスは10センチ以下がピンギス、10~15センチを小型、15センチ以上が中型で、良型は18~25センチ、25センチ以上が大型で、釣り上げてハリのチモトを持ったときに尾ビレが肘を打つ長さなのでヒジタタキとも呼ぶ。30センチを超えたら超大型だ。ヒジタタキは「肘打ちの鱚」という表現もある。

 ほかにも大型魚を示す言葉に「座布団ガレイ」「ビールサイズのアイナメ」などがあるが、アイナメの「ポン級」はビール瓶を1本、2本と数えることからの呼び方らしい。一般にポン級は40センチ前後、50センチを超すと同じ1本でも一升瓶に基準が変わる。

※週刊ポスト2013年4月5日号

関連キーワード

トピックス

出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
《セクハラに該当する行為》TOKIO・国分太一、元テレビ局員の年下妻への“裏切り”「調子に乗るなと言ってくれる」存在
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン
歴史学者の河西秀哉氏
【「愛子天皇」の誕生を希望】歴史学者・河西秀哉氏「悠仁さまに代替わりしてから議論しては手遅れだ」 皇位継承の安定を図るには“シンプルな制度”が必要
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
ブラジル訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《クッキーにケーキ、ゼリー菓子を…》佳子さま、ブラジル国内線のエコノミー席に居合わせた乗客が明かした機内での様子
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン