芸能

“肖像権に厳しい”久米宏が過去映像の放送許諾した背景分析

 4月9日放送の『もてもてナインティナイン 日本が誇る大スターの素顔SP! 今では当たり前のアレ…実は私が作りました』(TBS系)では、日本のお笑い界の礎を築いた萩本欽一(71)にスポットが当たった。今でこそ当たり前になった夜9時台のバラエティ番組を初めて担当したのも、番組発のユニット歌手を誕生させたのも、番組アシスタントというポジションが生まれたのも、すべて萩本の功績である。

 萩本は、『欽ちゃんファミリー』と呼ばれるほど、多くの芸能人を育ててきたが、同番組では、意外な人物を見いだしていたことも明らかになった。それが、当時、TBSアナウンサーだった久米宏(68)である。萩本の推薦で、のちに超人気番組となる『ぴったしカンカン』(TBS系)の司会に抜擢され、一気にブレイク。その後は『ザ・ベストテン』(TBS系)、『ニュースステーション』(テレビ朝日系)など、テレビの歴史に名を残す番組を担当した。

『もてもてナインティナイン』では、当時の久米の映像が流れたが、これは実に珍しいことだとテレビ関係者が明かす。

「久米さんの事務所は肖像権に厳しく、過去の映像を許諾することはかなり珍しい。実際、チェッカーズが『ザ・ベストテン』に登場した回をまとめたDVDには、久米の映像は一切映っておらず、全てカットされている。『今週の第1位は? “星屑のステージ”、チェッカーズ、9966点』などの声は入っているのに本人が出てこないので、とても不自然でした……」

 基本的に流さない過去映像を了承したということは、久米は欽ちゃんに本当に感謝していると予測される。

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