ビジネス

アベノミクスで資産160億円に達した伝説のトレーダーの戦略

「アベノミクス三本の矢」が矢継ぎ早に放たれ、円安・株高が進んでいる。株式市場も活況が続き、資産1億円を突破する“億り人”が続々と登場しているだけでなく、“自由億”(資産10億円の意味)を達成する個人投資家も登場しているほどだ。『億超えトレーダーが絶対教えたくないアベノミクス株投資の法則』(扶桑社刊)では、億超えトレーダー8人の手法を徹底取材し、“億り人”たちの手法を公開している。現在、同ムックでは反響が反響を呼び、3刷が決定したという。

 そして、もうひとつの注目特集が、総資産120億円、生ける伝説のトレーダーcis氏への独占インタビュー袋とじだ。取材をしたのは3月上旬だったというが、cis氏はこのアベノミクス相場で100億円ほどの資産を120億円まで増やした。5月中旬時点ではさらに資産を増やし、160億円ほどまで達しているという。

 今回は、『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話 by NEWSポストセブンVol.19』からめったにマスコミの取材を受けないcis氏のインタビューを紹介する。

 * * *
──今、資産はどのくらいですか?

cis:証券口座で動かしているのがだいたい70億円。あと、この数年、相場が悪かった時期に10億円くらいでビルを2棟買いました。それと、東京電力債40億円などを持っています。

──合計120億円!

cis:ずっと100億円前後だったんですが、この相場で増えました。瞬間最大風速だと150億円を超えましたけど。

──ひゃ、150億!?

cis:トヨタが5030円をつけた2月12日ですね。ただ、そのあと2度ほど失敗してしまい、120億円ですね。

──それでもこのアベノミクス相場で20億円増えたってことですよね。

cis:結局、TOPIXの上昇率と変わらないくらいなんで悔しいですけどね。

──日経平均がどこまで上がるか、見通しを立てていますか?

cis :その日の後場はどうなるか、明日どうなるかくらいは予想しますが、それより先は考えないことにしています。ただ、2012年11月の野田前首相の解散明言以降、短期間でのこれほどの上昇は、僕が株を始めてから過去最大のものだと感じています。ガンホーやアイフルといった時価総額数千億円規模の企業が5倍、10倍以上になったり、マツダやNECなど大型株が2倍以上になっている。これは、僕が今まで経験したことがないほどの上昇ですね。

──上がりすぎという感じはしませんか?

cis:ガンホーなど個別銘柄では上がりすぎだと感じるものもありますが、日経平均が民主党政権の頃まで戻ることは考えづらいですね。一時的に下がったとしてもすぐに戻るでしょうし、仮に大きく下落したとしてもリバウンド力は強いでしょう。

──アベノミクス相場では、どんな戦略で取引していたのですか?

cis:これまではテクニック的なものが必要なかったというか、継続的に買われている銘柄を買うというトレードがいいですね。順張りの王道的な投資が最も効率がいいと思います。

──どうしたらcisさんみたいになれるんでしょうか?

cis:僕らは専業なんで、口座残高がなくなると死ぬしかない。会社から給料をもらって定収入がある人のほうが、余剰資金でリスクを取れるので有利だと思いますね。

 * * *

 cis氏のインタビューの全容は株ムック『億超えトレーダーが絶対に教えたくない アベノミクス株投資の法則』の袋とじに収録されている。また、億トレーダーたちがこれから狙うとっておきの12銘柄を袋とじで。アベノミクス相場で利益を上げ続けるための手法から、今後の相場観まで、スーパートレーダーたちの“絶対に教えたくない”株投資成功の法則をぜひ確かめてみてほしい。

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン