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「何があっても阪神!」のデイリースポーツ 仰天1面の数々

 交流戦終了時点で、首位・巨人を2.5ゲーム差の射程圏内に置く阪神。その好調と相まって脚光を浴びているのが、『デイリースポーツ』紙だ。

 理由は、阪神ファンから支持される紙面へのこだわりにある。何が起ころうとも、デイリーはブレない。その様は、ファンから尊敬の念を込めて「本日もデイリーは平常運転」「独立国家」などと賞賛される。

 何はさておき、まずは過去の紙面をご覧いただきたい。世間を騒がす一大ニュースを他紙が報じたときの『デイリースポーツ』の1面記事の数々だ。

■2013年6月12日
 球界に激震が走った「統一球騒動」。NPBがボールの変更を隠蔽していた、前代未聞の大事件を各紙とも大きく報じたが、こんな一大事でもデイリーの1面は「和田監督 4戦全勝締め宣言」──阪神が勝ちさえすれば、ボールなんてどうでもエエ!

■2013年6月5日
 サッカー日本代表が、5大会連続でW杯出場を決めた翌朝。前日はプロ野球の試合もなく、誰もが注目していた国民的行事だ。でもそんな時に伝えたのは、「独占 藤浪の本音 V争いの中で勝つ」──サッカー? ニッポン? 関係あらへん!

■2013年5月6日
 この日は「長嶋茂雄、松井秀喜両氏の国民栄誉賞授与式」。一般紙では号外も出たが、デイリーには当日の阪神戦の方が大事。「藤浪は甲子園で負けない」というホーム不敗神話をデカデカ掲載。

■2012年11月14日
 国民栄誉賞も受賞した大女優・森光子が死去。それでもデイリーは「藤浪当てた 開運グッズ発売」──え? 和田監督が藤浪を引き当てたドラフトから3週間も経ってるんですけど……。

■2011年7月19日
 未明の衛星生中継にもかかわらず、21.8%の高視聴率をマークしたサッカー女子W杯決勝。他紙がアメリカとの死闘を制したなでしこジャパンの世界一を報じる中、「ブラゼルV打 3連勝で5割王手」──21.8%やと? こっちは5割や! 文句あっか!

■2010年6月15日
 前夜は南アフリカW杯・カメルーン戦での歴史的勝利。他紙がゴールを決めた本田を大きく扱う中、デイリーは「下柳 結婚」の大スクープ──何回いわせるねん、サッカーなんか知るか!

※週刊ポスト2013年7月5日号

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