芸能

桑田佳祐「がんが再発するかも…」とサザン復活を5年早めた

 2008年の無期限活動休性宣言から5年──結成35周年を迎えたサザンオールスターズが帰ってくる。8月7日に通算54枚目のシングル『ピースとハイライト』をリリース。そして全国ツアーを行うことを発表した。

 ここに至るまで、桑田には紆余曲折があった。2010年7月、桑田佳祐(57才)の食道がんが発覚する。手術は食道と胃をつなげるという大変なもので、6時間にも及んだ。そして、その後ICU(集中治療室)での入院生活を余儀なくされた。

 そして、妻である原由子(56才)の献身的な看護もあってか、手術から1か月後の同年8月下旬には無事に退院。それから4か月、桑田は奇跡を起こす。この年の大晦日・紅白歌合戦で電撃復帰を果たした。しかし、直後に出演したパーソナリティーを務めるラジオ番組で、桑田はこんな不安を口にする。

「まだ完治じゃないんだよ。再発する可能性もあるからまだ気をつけなきゃいけない」

 さらに一度は“死”を覚悟していたことも明かしたのだった。それからの桑田は病状の経過を見ながら、徐々にステージに復帰。昨年には5年ぶりのソロ全国ツアーを成功させるなど、精力的に音楽活動を行った。

「いま体調も声も、本人が“人生でいちばん”というほど絶好調なんです」(音楽関係者)

 そんななか、桑田は“サザン復活”へ気持ちが傾いていく。

「桑田さん、本当は区切りとなる40周年でのサザンの活動再開を考えていたんです。でも、一度、死の淵を経験したことで“5年後に、こんな調子でいられるかわからない。また再発するかもしれない。元気なうちにファンにサザンの歌を届けたい”という思いが強くなっていったようなんです」(別の音楽関係者)

※女性セブン2013年7月11日号

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン