ライフ

日本が先進国になれたのはトイレにこだわったからと風水師

 風水を学べばもっと運はよくすることができる。不浄の場だからこそ金運アップに直結するトイレについて、風水建築デザイナーの直居由美里さんが解説する。

 * * *
 風水が生まれた中国では、トイレに関してあまりこだわりがありません。トイレ掃除がブームになり、『トイレの神様』という曲がヒットする日本とは大きな違いです。

 昔は日本でも、トイレは離れや渡り廊下の先に作られ、生活する空間と分けていました。排泄物から発する邪気を生活空間に入れないためです。水洗トイレの普及により、間取りの中にトイレが入れられるようになり、トイレをきれいに使うという習慣が日本に定着しました。

 これに対して、中国では「トイレは不浄の場所だから、家の外に出す」という考えが根強いようです。日本がアジアの中でひと早く先進国となったのは、トイレにこだわる住居を作ったからではないでしょうか。中国では高級レストランでもトイレが汚くてがっかりすることが多かったのですが、今や中国の富裕層は、日本製の高機能トイレを競って購入しています。

 トイレは「御不浄」と呼ばれるように、腐敗や悪臭が溜まりやすい場所です。水洗トイレで衛生的になったとしても、排泄物を流すという機能は同じですから、油断すると不浄の気がすぐに発生します。

 トイレ掃除を怠ると、ドアを開け閉めするたびに、不浄の気が家中に拡散します。これでは、他の場所をいくらきれいにしても、金運に恵まれません。

 お金持ちの家ほど、トイレはきれいです。こまめに掃除して、家中で最も快適な空間にしているお宅は、自然な流れで金銭的なゆとりがもたらされます。

 反対にトイレ掃除を怠っていると、運気が低迷します。生活全般がだらしなくなり、意欲もなくなります。汚れが溜まったトイレを目にしても「掃除は明日にしよう」と先送りにして、さらに汚れてしまうという悪循環に。

 そうならないうちに、できるところからきれいにしましょう。トイレに入ったついでに、使い捨てシートなどを使って拭き掃除をしていくうちに、掃除が苦痛でなくなってくるはずです。タオル、マット、カバー類もこまめに洗濯し、いつも清潔なものを使いましょう。

※女性セブン2013年7月11日号

関連キーワード

トピックス

インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
PTSDについて大学で講義も行っている渡邊渚さん(本人提供)
渡邊渚さんが憤る“性暴力”問題「加害者は呼吸をするように嘘をつき、都合のいい解釈を繰り広げる」 性暴力と恋愛の区別すらできない加害者や擁護者への失望【独占手記】
週刊ポスト