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「炭水化物+炭水化物」商品続出 関西人の味覚は正しかった

モスバーガー「デミグラスソース アリゴ添え」

巷で時に議論になるのが、関西人のお好み焼き+ごはんという食べ合わせの是非。関西ではお好み焼きをおかずにご飯を食べることは決して珍しいことではなく、関西人からは「普通に家でお好み焼き作ったときに食べますよ」「お好み焼きとご飯の組み合わせは当たり前です!」といった声が出る。

 その一方、その他地方出身者の中には「炭水化物+炭水化物」の組み合わせに違和感を覚える人も多い。「そんなものはおかずにならない!」と。だが、ここ最近、全国展開するファストフードチェーンから、続々と炭水化物+炭水化物商品が登場している。つまりどれだけ違和感があると主張しても、全国チェーンが「炭水化物+炭水化物」に需要アリと判断したのである。

 日本マクドナルドは秋になると定番商品の「グラコロ」を発売するが、これはマカロニグラタンのフライをバンズにはさんだものだ。ネット上では発売の時期になると「定番の画像」として、いかにグラコロが炭水化物だらけかを示す画像が各所で紹介される。バンズ、ホワイトソース、マカロニ、パン粉はいずれも小麦粉で作られているからだ。

 牛丼チェーンのすき家は今年4月、映画「クレヨンしんちゃん『バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』」とのタイアップで牛丼の上に焼きそばを乗せた「やきそば牛丼」を販売した。

 さらに、ロッテリアは今年の5月から6月にかけ、人気ラーメン店「麺屋武蔵」とコラボレーションした「麺屋武蔵ラーメンバーガー」を発売した。これは、ハンバーガーのバンズに、焼いたラーメンの麺とチャーシューを挟んだもの。ラーメン店のように「替え玉」まで用意されるほど、炭水化物が豊富だった。

 新たに登場したのが、モスバーガーの「とびきりハンバーグサンド『デミグラスソース アリゴ添え』」。これは通常サイズの1.5倍のパティにアリゴとオニオンスライスを挟んだハンバーガー。アリゴとはジャガイモにチーズを練り込んだフランス風マッシュポテトのことで、フランスのハンバーグプレートを意識した商品だという。ネット上では「やはりモスは期待を裏切らない。アリゴってポテトサラダみたいなもんかと思ってたけど違った。ゴツゴツしてなくて、口当たりがなめらか。よくぞまぁこんなハンバーグに合うものをと感謝したいくらい。おいしいです」といった高評価も。

 いまや、関西人に対して「炭水化物をおかずにご飯なんて…」とツッコミを入れたら「お前らも食べてるやないか」と言われそうな状況になっているようである。

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