ライフ

イタリアンの名店でも熟成肉が大人気 10cmの厚みに旨味凝縮

イタリアンの名店がたどり着いた熟成肉の旨味

 最近ブームになっている「熟成肉」だが、予約の取れないイタリアンの名店でも熟成肉は主役となっている。

 ここは、東京・恵比寿の「アーリア ディ タクボ」。舌の肥えた年配の客が多く集うこの店では、脂身を敬遠する彼らにも美味しい牛肉を提供したいと考えた結果、熟成肉にたどり着いた。

「牛肉に含まれる不飽和脂肪酸は人間に欠かせない成分ですが、体内で合成できない。年配の方にも牛肉を食べてもらうには、しつこくなく肉の旨味を感じられる熟成肉の赤身がいいと考えたのです」(オーナーシェフの田窪大祐氏)

 熟成肉ブームの火付け役といわれる専門店『中勢以』の肉や、門崎丑を提供し始めたところ「食べやすい」「肉の旨味が感じられる」と大好評。以来、熟成肉を食べるために訪れる客も増えたという。

 写真は、「門崎丑のカメノコの炭火焼き」(ディナーコースの内の1品。8500円~)。カメノコ(もも肉の一部)を1時間かけて炭火焼きに。10cm近い厚みの中に肉の旨時が凝縮されている。

■アーリア ディ タクボ
【住所】東京都渋谷区恵比寿西1-12-11Biosビル4F
【営業時間】12~13時半(LO)、18~21時(LO)
【定休日】木
◎ディナーはおまかせコース(6500円、8500円、1万2000円)の3コース。門崎丑は基本的に8500円のコースで食べられるが、1週間以上前の予約が必要。

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2013年9月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

解散を発表したTOKIO(HPより)
「TOKIOを舐めるんじゃない!」電撃解散きっかけの国分太一が「どうしても許せなかった」プロとしての“プライド” ミスしたスタッフにもフォロー
NEWSポストセブン
教員ら10名ほどが集まって結成された”盗撮愛好家グループ”とは──(写真左:時事通信フォト)
〈機会があってうらやましいです〉教師約10人参加の“児童盗撮愛好家グループ”の“鬼畜なやりとり”、教育委員会は「(容疑者は)普通の先生」「こういった類いの不祥事は事前に認知が難しい」
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
4月12日の夜・広島県府中町の水分峡森林公園で殺害された里見誠さん(Xより)
《未成年強盗殺人》殺害された “ポルシェ愛好家の52歳エリート証券マン”と“出頭した18歳女”の接点とは「(事件)当日まで都内にいた」「“重要な約束”があったとしか思えない」
NEWSポストセブン
「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン