「ゆるキャラさみっとin羽生」(11月23~24日、埼玉県羽生市)で発表された「ゆるキャラグランプリ2013」。エントリー数は1580体、9月からインターネットで行われていた投票の総数は1743万票と、いずれも過去最多となる一大イベントに。
1位の座に輝いたのは『さのまる』。栃木県佐野市の名物「佐野ラーメン」の笠と「いもフライ」の剣を身にまとった侍のキャラクター。人口12万人ほどの市が、約10倍の120万4255票を集め、80万人の政令指定都市・静岡県浜松市のキャラ『出世大名家康くん』に勝利。
2位の『出世大名家康くん』は、浜松市にゆかりのある江戸幕府初代将軍・徳川家康をモチーフに。ちょんまげはうなぎ、羽織の紋はみかん、袴はピアノ。関係者が掲げた目標300万票にははるかに及ばぬ114万8585票。
3位は『ぐんまちゃん』。1994年に群馬県で開催された全国知的障害者スポーツ大会のキャラクターとして誕生。昨年の1位をしのぐ75万2789票を獲得するも、昨年と同じく3位というある意味残念な結果に。
今年新設された企業枠も注目されたが、なかには残念な結果に終わったキャラも。アミューズメント事業を展開するナムコの「ナムキャラ応援団」(全47体)のうち2体が得票数8票という結果に。
現在約8000億円ともいわれているゆるキャラ界の市場規模。代表格ともいえるのがくまモンで、昨年だけで関連グッズの売り上げは少なくとも293億6000万円に達している。ちなみに、AKB48の音楽ソフトの売り上げ高は191億円(2012年度)。国民的アイドル顔負けの人気ぶり。2011年の優勝キャラのため、今回は不参加だった。
※女性セブン2013年12月12日号