家庭でのパックご飯の購入金額は確実に増えている。米穀安定供給確保支援機構が量販店等の販売(POS)データを3か月ごとに公表しているが、2013年10~12月期のパン、麺類、うるち米、冷凍ご飯など7品目の販売動向のうち、前年同期比で113.3%ともっとも高い伸びを見せているのがパックご飯だった。
パックご飯の市場規模は400億円を超えたとみられ、今後も成長確実な分野だ。食事の外部化がすすむ日本で将来にわたって需要が高まるのは間違いない。さらに農林水産省が昨年5月に発表した農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略案のなかで米や米菓、日本酒とともにパックご飯も重点品目にとりあげられた。世界的な健康ブームにのって、パックご飯が自動車と並んで日本が誇る高品質輸出品になる日がくるかもしれない。