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元々は無臭の脇汗 すぐに拭かないとアポクリン汗腺が悪臭に

 生活用品メーカー・ライオンが体の汗やニオイでどの部分が気になるか15~49才の女性1408名に調査したところ、“脇の下”が1位に。みんなが気にする脇のニオイ、原因はいったい何?

 気になる脇のニオイ、これは脇の汗が原因と思っている人も多いかもしれないが、同社のヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんによると汗はズバリ無臭なのだという。

「暑いと感じたときに、いちばん早く汗が出るのは、実は脇と額。そのため、脇は誰でも汗をかきやすい場所なんです。汗はもともと無臭ですが、すぐに拭き取らずに放置しておくと、悪臭を放ちます。なかでも脇から出る汗は、“アポクリン汗腺”という脇や陰部など濃い毛が生える部分から出る汗。このアポクリン汗腺は、皮脂腺と隣り合っていて、たんぱく質や脂質などを多く含む汗が出ます。

 この汗が肌にいる雑菌に分解されると強いニオイを放つのです。つまり、汗が菌に分解される前に、濡れた布やシートなどで汗をキレイに拭き取ればニオイは発生しません。また、今人気の制汗剤は、直塗りタイプ。脇の汗腺に密着してフタをする感覚です」(山岸さん)

※女性セブン2014年6月5日号

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