スポーツ

W杯日本代表合宿 高さ約10mの巨大「鉄のカーテン」が登場

サッカー日本代表の「鉄のカーテン」

『ピンクのカーテン』といえば、ジョージ秋山の名作漫画。「鉄のカーテン」といえば、東西冷戦時代の英首相・チャーチルが使った言葉。以上まったく関係ありませんが、こちらは白いカーテン。しかも巨大だ。

 W杯日本代表の合宿地、鹿児島県指宿市のピッチに秘密練習のために設置された、高さ10mはあろうかという巨大な“壁”である。

 当然、練習は完全非公開。報道陣の取材も最初の15分に限られ、ザックジャパンはじつに強固な「鉄のカーテン」を引いた。写真は、練習開始の冒頭、報道陣の前に整列する日本代表チーム。奥の目隠しの先には合宿の宿泊ホテルが見える。

 それもこれも、代表チームの評価が自他ともに意外なほど高いからである。辛口で知られる英タイムズ紙は、MF清武弘嗣を「秘密兵器」と持ち上げ、今回の日本代表は「今までで一番強い」と絶賛する。DF長友佑都が「レジェンドになる」と宣言すれば、MF本田圭佑も「世界を驚かせたい」と公言して憚(はばか)らない。

 サプライズ選出のFW大久保嘉人など、テレビ番組でSMAPの木村拓哉に「地球の裏側から絶対見てます」と送り出され、いまや時の人といっていい。

 とはいえ、好事魔多し。“意外な”予選敗退だけは見たくない。ザックの白いカーテンが歴史の一幕をつくるか。

撮影■藤岡雅樹

※週刊ポスト2014年6月6日号

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
麻辣湯を中心とした中国発の飲食チェーン『楊國福』で撮影された動画が物議を醸している(HP/Instagramより)
〈まさかスープに入れてないよね、、、〉人気の麻辣湯店『楊國福』で「厨房の床で牛骨叩き割り」動画が拡散、店舗オーナーが語った実情「当日、料理長がいなくて」
NEWSポストセブン
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
50歳で「アンパンマン」を描き始めたやなせたかし氏(時事通信フォト)
《巨大なアンパンマン経済圏》累計市場規模は約6.6兆円…! スパイダーマンやバットマンより稼ぎ出す背景に「ミュージアム」の存在
NEWSポストセブン
保護者を裏切った森山勇二容疑者
盗撮逮捕教師“リーダー格”森山勇二容疑者在籍の小学校は名古屋市内で有数の「性教育推進校」だった 外部の団体に委託して『思春期セミナー』を開催
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 万引き逮捕の350勝投手が独占懺悔告白ほか
NEWSポストセブン