ライフ

女性ホルモン減で骨量減少 更年期こそ老化防止の筋トレ必要

 更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、これにより骨量が急激に落ち、加齢による筋力の衰えも顕著になる。

 東京大学大学院総合文化研究科教授で“スロトレ”考案者、『大腰筋ダイエットで 即効! お腹やせ』(小学館刊)などの著書は、累計100万部を突破している石井直方さんは、こう説明する。

「骨量が減るということは骨密度も低下し、骨粗鬆症や骨折を招きやすいということ。これを防ぐには、カルシウムとたんぱく質の積極的な摂取、そして運動による筋肉の強化が不可欠です。筋肉が外的刺激となり、骨を鍛える、つまり骨量を増やし骨密度を高めます。つまり、更年期こそ運動が必要。習慣的な筋トレなくして、老化は止められないといえるでしょう」

 それでは、どこを、どう鍛えればよいのかというと…。

「骨盤・股関節を取り囲む、大腰筋を中心にした下半身の筋肉。大腰筋は、腰の奥にあって、太ももの骨と背骨(脊椎)をつないでいる筋肉で、脚を上に持ち上げる、前に出すといった歩行にかかわる重要な筋肉です。そして腹筋、大殿筋(お尻)、大腿筋(太もも)など、比較的大きな筋肉をゆっくりと大きく動かす“スロトレ”が効果的。継続することで基礎代謝が上がり、ダイエット効果もあります。

 最初はできる回数からでOK。ただし、“オーバーロードの法則”といって、『ちょっとしんどい』くらい筋肉に負荷をかけないと、筋トレの効果は出にくい。回数は少なくても、筋肉を意識して、できるだけ大きく、深く動くように心がけてください」(石井さん)

※女性セブン2014年6月5日号

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン