仲良し嫁姑の初枝さんと薫さん
昭和20年代に伊藤屋酒店として歴史が始まるはずだったが、「主人の父が酒屋を始めることにしたとき、祖父がその名前じゃ線が細くて酒屋には向かないといってこの『ほていや酒店』という名をつけてくれたんだそうです。昭和40年代から立ち飲みを始めましたが、この名前でよかったと思いますね」と、伊藤初枝さん(71)。
常連客から母さんと慕われる存在の初枝さんは、病に襲われ頑張ってリハビリに励んでいるご主人を支えながら店に立つ毎日。現在は、「お義母さんとは、すごく縁があるんです。生まれたのが同じここのお隣りの区ですし、誕生日も1月1日で一緒」と笑いあう長男のお嫁さん(薫さん)が手伝っている。