田原俊彦ライブに届いた松井五郎氏の花
「久保田のダンサブルな楽曲が、田原の踊りをより際立たせた。この時期の楽曲も、マッチの大御所に対し、トシちゃんは新鋭に任せるという傾向が見て取れます。
その後、阿久悠さんと宇崎竜童さんプロデュースという時期を経て、『びんびんシリーズ』の時代に移ります。『教師びんびん物語II』の主題歌『ごめんよ涙』は、作詞・松井五郎さん、作曲・都志見隆さんのコンビ。松井さんは安全地帯などの作詞を務め、業界に名を馳せていましたが、都志見さんはまだ活躍し始めたばかりの頃。田原の楽曲を振り返ると、新しい作家陣を発掘してきた歴史ともいえます」(同前)
松井氏と都志見氏は、田原のジャニーズ事務所独立以降も詞を提供しており、20周年、30周年というアニバーサリーイヤーには、2人がシングルを担当している。
「ジャニーズ事務所独立以降も、この2人は楽曲の提供を惜しまなかった。田原も『僕のことをよく知っている』と2人を信頼しています。都志見さんは、今回の35周年での曲の提供はありませんでしたが、田原のコンサートにも頻繁に足を運んでいます。彼らの絆は深いですね」(同前)