芸能

田原俊彦の楽曲に新鋭作家を起用したジャニー喜多川氏の慧眼

歌手としても復活を印象づけている田原俊彦

 歌手・田原俊彦(53)の新曲『LOVE&DREAM feat.SKY-HI/Bonita』が、7月2日のオリコン週間シングルチャートで30位に入った。わずか数年前まで、新曲がいずれも100位圏外だったことを考えれば、最近の躍進ぶりは復活を印象付けるものとなっている。そして、8月6日には、デビュー35周年を記念し、全シングル・コンプリート・ベスト・アルバム『35th Anniversary All Singles Best 1980-2014』を発売する。

 6月発売のシングルは、いわゆる両A面という形をとった。『Bonita』の作詞は、田原の大ヒット曲である『ごめんよ涙』『かっこつかないね』も担当した松井五郎氏だ。古参の芸能記者が話す。

「1980年のデビュー以降、阿久悠さんや筒見京平さんなど、超大御所が田原の楽曲を担当することもありました。ただ、ライバルと見なされていたマッチ(近藤真彦)と比べると、田原の場合は新鋭の作家が書くことも多かった。『ハッとしてGOOD!』『NINJIN娘』『ブギウギI LOVE YOU』などは、宮下智さんという女性が手がけていました。

 マッチの楽曲は作詞・松本隆さん、作曲・筒見京平さんという黄金コンビが基本だっただけに、田原の曲を新鋭作家が作詞していたのは、意外に感じる人もいたかもしれません。

 しかし、宮下さんの楽曲は、可愛げがあって底抜けに明るいトシちゃんの特徴を見事に捉えていた。『NINJIN娘』なんてマッチが歌ったら変ですけど、トシちゃんが歌うとハマる。『ブギウギI LOVE YOU』では曲のなかで、田原が『はははははは!』と笑う場面がありますが、これも宮下さんにしか書けないセンスでしょう。『ハッとしてGOOD!』のほんわかした雰囲気も然りです。2人の息がぴったりと合っていました。プロデューサーだったジャニー喜多川氏の慧眼には、脱帽するばかりです」

 アイドル初期時代から中期時代に突入すると、まだデビュー前だった久保田利伸が『It’s BAD』『華麗なる賭け』などを提供。田原のイメージを変えていった。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン