コメントを聞きながらメモを取るなど、熱心に聞き入る参加者も


「行動を起こせば必ず何かできます! 小泉(純一郎)さんへのファンレターのつもりで応募した改革論文が党の目に留まり、電話連絡があった際に『5分以内に行きます』と返事をしたことで、1000人を超える応募者の中から立候補が決まりました。

 また、出世して成功するには、例えば上司に『ボールペンを持って来い』といわれたら、黒、赤、青のボールペンにメモ帳も添えて渡す“プラス1”の発想が必要です」(杉村さん)

 どちらかといえば親たち世代が、普通に実践してきたようなポジティブな働き方だが、杉村さんの話術もあり、若者世代にはかえって新鮮に心に響いたようだ。キャリアアップの手段のひとつとして、転職も当たり前の選択肢だった親世代とは、社会的な背景に異なることはあっても、行動力や“気の利いた対応”が、立場を引き上げてもらうきっかけになることは、今も昔も変わりない。

 最後に改めて3人それぞれから、仕事で成功する秘訣やアドバイスが出されトークショーは閉幕した。

「外の世界を知ることで、自分の価値観を知ること」(田中さん)
「やりたいことをやり続けるか、目の前のことを100%やること」(ナカムラさん)
「全然興味のない分野の本を月1冊読み続けて、自分の可能性や幅を拡げること」(杉村さん)

 仕事の悩みは、なかなか親や家族に話せないことも多いが、人生や働くことの大先輩でもある親の言葉は、友人や同世代とはまた違った重みや気付きがあるはずだ。また、親の側も時には“我が子へ”といった視点を離れ、共に社会で働く先輩の1人として、仕事の楽しさや悩みについて話し合ってみるのも、お互いの刺激になるのかもしれない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン