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2014.09.11 07:00  週刊ポスト

教師たちの怠慢が「宿題代行業者」の仕事を助けている側面も

 今年の夏休みに話題となった「宿題代行業者」。宿題を代行業者に依頼することの是非をどう考えるか。議論は白熱している。実際に代行業者に依頼したことのある親に聞くと、「休み中も塾で勉強しているのに、単純な計算問題や漢字ドリルに意味を感じない」という声が多かった。

 今、小学生の典型的な夏休みの宿題といえば、算数のドリルや漢字の練習、あるいは主要科目がまとまった『夏休みの友』などの問題集に加え、読書感想文、絵画や自由研究といったものだ。それらは30~40年前から、大きく変わっていない。

 実は、夏休みの宿題は「学習指導要領」などで定められたものではない。文部科学省も東京都教育委員会も「規定はない」という。出す出さないを含め、各学校と教師の裁量に任されていることになる。

 教師にとって自由度が高い夏休みの宿題は、工夫する余地がたくさんあるはずだ。しかし、実際は多くの教師が出来合いの教材に頼り、昔から変わらない宿題を漫然と出し続けている。立命館小学校校長顧問の陰山英男氏はこう指摘する。

「教師が宿題をチェックするのは9月上旬から中旬にかけて。近年、この時期はシルバーウイークができて学習量も増えているため、教師は忙しくなっている。本来なら宿題ができていない子供は学校でやらせるべきですが、教師にそんな時間はない。

 だから教師の本音としては、代行でも何でも宿題が提出されたほうが好都合なのではないでしょうか。『代行を使ったな』と気づいても、咎める教師は少ないでしょう」

 陰山氏は小学校の教員時代、一般のドリルではなく、子供の習熟度などを考えて自らプリントを作成していたという。しかし、そうした教師は多くない。

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