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ヨガ 本来は乱れた心身を統一する瞑想でピラティスと異なる

 ヨガが体によいことは広く知られているが、夏に受けた体のダメージや心にも効くのか? しかも、簡単にできるのか? など、意外と知らないヨガについて、ヨガセラピストの山谷夏未さんに聞きました。

「パワーヨガという言葉もあり、運動のような印象の強いヨガですが、本来の目的は、乱れた心身を統一する瞑想。4500年以上前のインドで生まれたものです。ヨガには筋肉の緊張と弛緩を繰り返すいくつものポーズがあり、それを実践することで血液の巡りがよくなります。そして、免疫力や毒素を排出する力も高まると考えられています。最初に体の変化として、体の不調が改善され、やがて、体とつながる心も健康になります」(山谷さん・以下「」内同)

 ヨガを始めて情緒が安定し、暴飲暴食が収まった人や、やせすぎの状態から健康的な体重になった人もいるという。

「ヨガとよく混同されがちのピラティスのもとは、けがをした兵士たちが治療しながら体幹を鍛えたエクササイズ。ヨガとは違います。ヨガは不要なものをそぎ取り、人間がもともと備えている力を取り戻し、心と体、強い体幹としなやかな筋肉など、相反するものを調和させる力を持っています。

 心の状態をいきなりコントロールするのは難しいので、ヨガでは、効果が出やすい体からアプローチを始めます。習慣にすることで、体と自然に対話することができ、それは、自分の心と向き合うきっかけにもなるのです」

 では、ヨガはいつ、どこで行うのが効果的なのだろうか?

「ベストは朝夕の食事前ですが、消化の妨げになる食後2時間ぐらいを避ければ、基本的にいつでもOK! 大切なのは、ヨガを生活の中に習慣づけること。思いついた時にひとポーズするよう心がけて。洗濯物を干すときや、テレビを見ている間など、生活の中でする動きの延長として、ヨガのポーズを組み合わせると、習慣化しやすくなります」

※女性セブン2014年9月25日号

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