店中央には大きなテーブルもあり、女将市子さんとの会話も弾む
通い暦30年以上という60代サラリーマンと主人の楽しげな掛け合い漫才が始まった。
客:この店のことは大将より詳しいかもしれないな。だって先代が元気だった頃から、1週間に1度は必ず来てるもの。
主人:それはウソでしょ。“来ない日”が1週間に1度じゃない?(笑い)。
客:そんなに来てる?大将が嫌な顔ひとつ見せないで楽しく飲ませてくれるおかげだね。この店のない人生なんて、考えられませんよ。
いつのまにかカウンターに勢揃いしていた「20年前にここで知り合い、みんなと長ーいつきあいになった」(50代、船舶機械)「先輩に連れてこられた新人の頃、最初は外で飲んでいた私が、今や会社の“愛知屋立ち飲み会”のリーダー」(50代、販売業)といった10年~30年勤続!?の常連たちが、同じ思いだと笑顔でうなずきあう。