A:ヘンな間取り図が不動産業者の表記ミスというのもあるよね?
D:最も多いのは大家が適当に書いてきたメモを不動産業者がそのまま清書するケース。元が落書きみたいなものだから、扉の位置や部屋の広さなど様々な矛盾が生じる。
B:ほとんどの業者がコピーして貼り付けるだけなので、一度使われると訂正されることはあまりない。いい加減な間取り図のまま広がっていく。
A:間違いがないように確認するのは家賃や保証金で、間取り図はほぼノーチェック状態。だから不動産業者のチラシには“現況を優先します”という一文が書かれているんだよね。
D:内覧時に扉の位置が間違っていても、「ちょっと違っていましたね」とごまかす。高額物件ならまだしも、安い賃貸物件では大家と何度もやり取りして間取り図を作るなんて面倒ですからね(苦笑)。
B:面白い間取りの物件を紹介すると、ネットのアクセス数は100倍に跳ね上がる。でも実際に物件を見に来る人はほとんどいない。ヘンな間取りの物件は見るだけなら面白いけど、住むには覚悟がいるからね。
※週刊ポスト2014年10月24日号