「大学のプリンタがWi-Fi対応したら、PCを経由させずともスマホやタブレットだけで印刷ができます。きっと近い将来、フリック入力だけで卒論を仕上げる学生が出現すると思いますよ」(前出・尾子さん)
2008年にiPhoneが採用したことで広まったフリック入力だが、日本語入力にとって便利というガラパゴスな機能でもある。かつてキーボードでは日本語にとって便利な親指シフトがあった。しかし現在では、かな入力をする人が激減したこともありすたれてしまった。
かな入力そのものは今でも可能だが、スマホ世代の若者はローマ字入力しか使わない。スマホで爆発的に普及したフリック入力は、果たして10年後にも生き残っているだろうか。