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経済評論家・荻原博子氏 子に先生と呼ばれ鬼母と自分責めた

 主婦の脚として便利に使用される自転車。現在、多種多様なものが登場し、市場を賑わせている。いつの時代もファンが多い自転車、生活者の立場に立つアドバイスが人気の経済ジャーナリストの荻原博子さん(60才)もその一人だ。自転車との思い出を懐かしく振り返る。

「0才から保育園に預けていましたから、送迎にママチャリで突っ走っていました」と語る荻原さんが子育てに奮闘していたのは約20年前。経済ジャーナリストとして取材や執筆、テレビ出演と、仕事を目いっぱいこなした。

「このまま仕事一筋で生きていくのかと思っていた30代後半、ウォール街に取材に行ったとき『女は40からよー』って明るく言われて。37才で子供を産んで働き続けました。

 保育園まで歩くと10分かかるけど自転車なら3分。この7分が惜しかった。お迎え行って買い物をして夕飯の支度でしょ、一瞬もモタモタしていられないのよね。

 ある日、子供が私のことを先生って呼んだのがとてもショックでしたね。生後3か月から子供を預けるなんて、私は鬼母なんじゃないかって自分を責めましたよ。保育士だった友人に子供はそんな風に思っていない、大丈夫よと言われて救われました。一緒にお仕事をした料理家の平野レミさんの言葉も忘れられません。『疲れたときはおいしいものを食べて寝れば元気になるのよ!』って。自転車で突っ走っていた子育て当時は、周囲の人に勇気づけられました。必死でペダルをこいで、保育園の前にズラリと自転車が並んでいるあの風景、今では懐かしい思い出です」

 そんな荻原さんだが、自転車に乗る際は注意が必要だとも語る。

「人への損害の補償は、火災保険、自動車保険などの特約で1億円近くの補償が月100円程度でつけられることが多く、自転車保険に入るより安上がり。また傷害保険でカバーできる場合も。加入中の保険を見直し、上手に備えて」

※女性セブン2014年11月13日号

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