ベビーカーが邪魔者扱いされたり、子供の泣き声が騒音扱いされるなど、日本の親には悩みが絶えない。インターネットを覗くと、子育てについての相談がわんさか。今の母たちはかつてないほどに悩みを抱えているようだ。
合計特殊出生率が日本とほぼ同じ1.3人である韓国の育児観はどうか?
「大人はみんな子供の親というイメージがあります。ベビーカーに乗っているうちの子の鼻水を、何人の韓国人にふいてもらったことか(笑い)」
と語るのは、現在韓国在住のタレント阿部美穂子さん。
「韓国では、嫁がいちばん愛される時期が妊娠期なんです。というのも、お腹の中の子供のため。『おいしいものをたくさん食べなさい』『働かなくていいよ』なんて、お姫様のように扱ってもらえます。お姑さんが天使に見える時期なんですよ(笑い)。
子供が少ない分、教育熱が高く、教育費のため、共働きが多いですね。そこで、活躍するのがハルモニ(おばあちゃん)。同居か通いで、孫を世話する家庭が多いです。
ですから子供たちは、両親だけでなく目上の人と接する機会が増え、自然と礼儀も身についていきます」(阿部さん)
※女性セブン2014年11月20日号