ライフ

卒業アルバムに笑わず映る人は笑う人より離婚率5倍との研究

 知り合いのあの人、最近ついに離婚したらしい……身の回りでそういう噂を聞いたことのない人はいないだろう。「そうそう、最初っから危ない感じだったもんね……」なんて思うパターンもあるのでは。

 だがそんな「ほーら、やっぱり」どころか、結婚のはるか以前、大学の卒業時点で将来離婚しそうかどうかわかる、という驚くべき科学研究がアメリカで行われたという。

 アメリカ、デポー大学の心理学者・ハーテンステイン氏は「人間の外見のわずかな手がかりと、将来の関係」について研究している。そこでハーテンステイン氏は大学の卒業アルバムの写真に注目した。

「卒業生650人以上の写真を集めました。そして、口角の上がり具合、目じりのシワなどから彼らの“笑顔の度合い”を点数化したのです。集めた人たちの現在の年齢は20代から80代までにわたっていました。そして彼らに連絡して生活の様子を尋ねました。すると、写真で満面の笑みを浮かべていた人にくらべ、笑っていなかった人の離婚率が5倍にもなっていたのです」(ハーテンステイン氏・以下「」内同)

 一瞬の写真の表情が数十年後の人生を予知しているなんて、どういうことなのだろうか。

「シンプルに考えれば、カメラマンの”チーズ”という言葉に素直に応じられる人は、その素直さが結婚生活を持続させることにつながるのかもしれません。また、ある研究では、卒業アルバムで明るい笑顔を見せている女性は心理テストの結果、より愛情こまやかで、思いやりがあり、社交的だという結果が出ました。このように理由はいろいろ考えられますが、あえて言えば、カメラを向けられて笑顔が自然に出る人は、前向きに感情をコントロールできて、社会と幅広くつながりを持てる傾向があるのではないでしょうか」と、ハーテンステイン氏は分析する。

「もちろんこれらは占いではなくて統計的な問題なので個人差はあります。しかし、私の別の研究で、1950年代のメジャーリーグの選手名鑑の写真を調べてみると、満面の笑みの選手は、まったく笑っていない選手に比べて平均7年も長寿でした。あくまで一般的な傾向ですが、写真の中で笑っている人は、笑っていない人に比べて、結婚生活も順調で、長生きするのです」

 これには、思わず自分の卒業アルバムを探したくなる人も多いのでは。

 ハーステンステイン氏はこれらのほかにも、恋愛、会社での成功、ウソの見抜き方などなど、ちょっとした外見の手がかりでいかに将来を見抜くかについて紹介した本『The Tell』(=手がかり)を上梓、全米で多くのメディアに登場した。

 このほど、その日本版『卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学』(文藝春秋刊)も刊行された。あなたも外見の手がかりを知って、未来を予知してみては。

関連キーワード

関連記事

トピックス

高橋藍の帰国を待ち侘びた人は多い(左は共同通信、右は河北のインスタグラムより)
《イタリアから帰ってこなければ…》高橋藍の“帰国直後”にセクシー女優・河北彩伽が予告していた「バレープレイ動画」、uka.との「本命交際」報道も
NEWSポストセブン
aespaのジゼルが着用したドレスに批判が殺到した(時事通信フォト)
aespa・ジゼルの“チラ見え黒ドレス”に「不適切なのでは?」の声が集まる 韓国・乳がん啓発のイベント主催者が“チャリティ装ったセレブパーティー”批判受け謝罪
NEWSポストセブン
歓喜の美酒に酔った真美子さんと大谷
《帰りは妻の運転で》大谷翔平、歴史に名を刻んだリーグ優勝の夜 夫人会メンバーがVIPルームでシャンパングラスを傾ける中、真美子さんは「運転があるので」と飲まず 
女性セブン
安達祐実と絶縁騒動が報じられた母・有里氏(Instagramより)
「大人になってからは…」新パートナーと半同棲の安達祐実、“和解と断絶”を繰り返す母・有里さんの心境は
NEWSポストセブン
活動再開を発表した小島瑠璃子(時事通信フォト)
《小島瑠璃子が活動再開を発表》休業していた2年間で埋まった“ポストこじるり”ポジション “再無双”を阻む手強いライバルたちとの過酷な椅子取りゲームへ
週刊ポスト
安達祐実と元夫でカメラマンの桑島智輝氏
《ばっちりメイクで元夫のカメラマンと…》安達祐実が新恋人とのデート前日に訪れた「2人きりのランチ」“ビジュ爆デニムコーデ”の親密距離感
NEWSポストセブン
イベントの“ドタキャン”が続いている米倉涼子
「押収されたブツを指さして撮影に応じ…」「ゲッソリと痩せて取り調べに通う日々」米倉涼子に“マトリがガサ入れ”報道、ドタキャン連発「空白の2か月」の真相
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《安達祐実の新恋人》「半同棲カレ」はNHKの敏腕プロデューサー「ノリに乗ってる茶髪クリエイターの一人」関係者が明かした“出会いのきっかけ”
NEWSポストセブン
元従業員が、ガールズバーの”独特ルール”を明かした(左・飲食店紹介サイトより)
《大きい瞳で上目遣い…ガルバ写真入手》「『ブスでなにもできないくせに』と…」“美人ガルバ店員”田野和彩容疑者(21)の“陰湿イジメ”と”オラオラ営業
NEWSポストセブン
新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《“奇跡の40代”安達祐実に半同棲の新パートナー》離婚から2年、長男と暮らす自宅から愛車でカレを勤務先に送迎…「手をフリフリ」の熱愛生活
NEWSポストセブン
「ガールズメッセ2025」の式典に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月19日、撮影/JMPA)
《“クッキリ”ドレスの次は…》佳子さま、ボディラインを強調しないワンピも切り替えでスタイルアップ&フェミニンな印象に
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン