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寒暖差が主な原因の「秋バテ」 感染症や心筋梗塞の危険性も

「だるい」「疲れがとれない」「食欲がない」──そんな夏バテの症状は秋になっても起こりやすいと、医学博士で東京有明医療大学保健医療学部教授の川嶋朗さんは言う。

「9~11月にかけて、そうした症状にかかることを夏バテならぬ秋バテといいます」(川嶋さん)

 夏バテは冷房の効いた部屋と40℃近くある屋外との温度差に体がついていけず、自律神経が乱れて起こる。一方、秋バテは日中と夜の寒暖差が主な原因だ。

「11月下旬になると、日によっては10℃以上の温度差があります。体内の温度調整能力が追いつかず、自律神経が乱れてしまうんです」(川嶋さん)

 また、秋に低気圧が日本列島に広がることも原因の1つにあげられる。

「低気圧下では空気中の酸素が薄くなり、体がその状態に慣れようとします。すると副交感神経が優位になって、日中でもだるい、やる気が起きないといった症状を引き起こすんです」(川嶋さん)

 そうした2つの原因から起こる秋バテ。川嶋さんが代表をつとめた『血めぐり研究会』(現・ウーマンウェルネス研究会)が20~40代の女性600人に調査したところ、62%が秋に不調を感じていた。

「女性は、冷え症などもともと熱を作り出す力が男性よりも弱い。そのため温度の変化に敏感です。ですから、秋バテは男性より女性のほうがなりやすい」(川嶋さん)

 これから日照時間がますます短くなって寒くなっていく。川嶋さんは、冬前に秋バテを解消しないと「大変危ない」と注意を促す。

「秋バテのまま、寒い冬に突入すると、血の巡りが悪化して免疫力が一層低下してしまう。そうすると、感染症や心筋梗塞になる危険性があるんです」(川嶋さん)

※女性セブン2014年12月4日号

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