2番手以下の競合チェーンの追い上げも激しくなる一方だ。
「郊外で『まいどおおきに食堂』などを展開するフジオフードシステムのセルフ式うどん店『麺乃庄つるまる饂飩』は、2013年に味を評価するテレビ番組で1位を獲得して認知度が急上昇している。
また、グルメ杵屋の『麦まる』や、『東京チカラめし』が低迷した三光マーケティングの『楽釜製麺所』も健闘している。セルフ式以外では、『山田うどん』のようにコアなファンがついている低価格チェーンの台頭も著しい。うどん店のシェア争いは今後一層激しくなる」(飲食店コンサルタント)
類似店舗が増えすぎて、うどん市場はすでに飽和状態になっている――との見方もある中、王者の丸亀製麺はこれ以上のスケールメリットを享受することができるか。それを占う意味でも、麺類の需要が多い師走の戦いが注目される。