初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
2025年5月8日と9日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが大阪・関西万博に来場された。初日の8日は万博のシンボル「大屋根リング」や勤務先の日本赤十字社が運営するパビリオンなどを視察された。
9日から始まった「大阪ウィーク」で、屋外イベント会場のEXPOアリーナには各地のだんじりが展示されている。鑑賞された愛子さまは「生で見て迫力があって良かったです」と案内した大阪府の吉村洋文知事に話されたという。
「だんじり」を鑑賞された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
その後、午前10時半頃に直径約18メートルの赤い球体が特徴的な「シンガポール館」をご訪問。切り紙のアートや映像作品などの展示をご覧になった。タッチパネルに夢を描き、スクリーンに映し出せるコーナーで、愛子さまは「世界平和」と記された。
「シンガポール館」には切り紙のアートなどが展示されていた(2025年5月9日、撮影/JMPA)
「シンガポール館」には1993年、天皇皇后両陛下のご成婚を祝って皇后雅子さまの名前がついたラン、「マサコ・コウタイシ・ヒデンカ」も公開されており、愛子さまも鑑賞され、「母も喜ぶと思います」と述べられた。
午後に足を運ばれたアフリカの各国が共同で出展するパビリオン「コモンズ-A」では、ケニアの紅茶を飲み、トリニダード・トバゴで発明された楽器「スティールパン」を演奏された。
「コモンズA」館でケニアの展示をご覧になる愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
午後3時半頃に訪問された、最後の視察場所である食をテーマにしたパビリオン「EARTH MART」では、日本人が一生のうちに食べるとされる卵、約2万8000個分の卵の模型を使ったシャンデリアや巨大な目玉焼きのオブジェをご覧になり、「こんなに食べるんですね」と驚かれたという。
約2万8000個分の卵の模型を使ったオブジェ(2025年5月9日、撮影/JMPA)
初日は上品で爽やかなイメージのホワイトコーデで来場された愛子さま。2日目は、4月11日に万博を視察された雅子さまのお召し物を彷彿とさせるブルーグレー系のパンツスーツだった。同じポイントは色だけではなく、ジャケットの襟の形がラウンドになっており、ハンサムな印象のパンツスーツでも、優しい雰囲気を演出している。
万博のご視察で会場内を歩かれる両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
アクセサリーもチェーンの間に一定の感覚でパールが並んでいるステーションタイプのネックレスも “お揃い”だった。雅子さまのパールは大粒で、エレガントで華やかな印象なのに対し、愛子さまのパールは少し小ぶりで可愛らしい印象と、同じスタイルのようで細かな部分で違いを出している。
また、雅子さまはインナーやバッグなど全てをブルーグレーに統一されていたが、愛子さまはジャケットのボタンやインナーに白を取り入れ、爽やかさをプラスされていた。
上手に母のスタイルを取り入れながら、ご自身の年齢やイメージに合ったコーディネートにされているようだ。