ビジネス

冬のボーナスを賢く管理する方法 銀行口座は3つに分けて管理

 年末のボーナスシーズン。賢く管理するのが大切。ボーナスを手に入れたら、最初にすべきは口座の移動だ。ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは言う。

「ボーナスと毎月の給料が同じ口座に振り込まれる場合、そのまま放置すると生活費に紛れてしまい、知らない間に使い切ってしまう恐れがあります。振り込まれたらすぐ別の口座に移しましょう」

 口座は3つに分けるとよい。【1】毎月の給料が振り込まれる生活口座(家賃や食費、光熱費など)のほかに、ボーナスを振り込む専用口座として、【2】特別出費口座(固定資産税、自動車税、子供の卒業式・入学式費用など)、および【3】貯蓄口座(貯蓄専門)の2つを用意しよう。

「ボーナスが生活口座に振り込まれたら、あらかじめ試算した半年間の特別出費を【2】の特別出費口座に移します。いっさい手をつけず貯める分は【3】の貯蓄口座に振り分けます。そして『フリーのお金』は『年末年始用』『春休み用』など期間ごとに予算を決めて現金化し、封筒に入れて計画的に少しずつ使いましょう」(花輪さん)

 銀行口座にもひと工夫を。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんがすすめるのは、「引き出しのハードル」が高いネット銀行だ。

「あえてキャッシュカードを作らず、引き出す時はネット上で申し込んで引き出し可能な他の銀行口座に振り込むようにする。多くのネット銀行はひと月に一定回数までは振込手数料が無料ですが、それ以上振り込むと手数料がかかります。回数が決まっているだけに、何度も利用することができなくなります。引き出しにひと手間かかると大切な預金がさらにガードされます」

 ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは超短期の定期預金をすすめる。

「少しでも預金を引き出しにくくするため、1週間定期預金や1か月定期預金といった短期の定期預金に預けるのがおすすめです。満期が来ても自動的に継続されますし、期日にならないと引き出せないようにします」

「気がつけば残金ゼロ…」でありがちなのが、クレジットカードの利用だ。残金を確認せずに買い物をすることで、予算以上に出費がかさんでしまうことがよくある。

 そんな時に便利なのが、銀行が発行しているデビットカードだ。 「デビットカードはクレジットカードと違って、買い物をしたその場で口座から使った金額が引き落とされる。預金先銀行のデビットカードを使えば、現金感覚で即時決済できます。残高がないと利用できないのでクレジットカードを使うより出費が抑えられます。今は利用金額に応じて口座にキャッシュバックされるデビットカードもあり、さらにお得です」(丸山さん)

※女性セブン2014年12月18日号

関連キーワード

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン