「長生きしたい。できることならば、元気で美しく年を重ねたい」──それはすべての女性共通の願いだろう。各界を見渡せば80才を超えても、若い頃より一層魅力を増して活躍している女性がいる。
評論家の金美齢さん(80才)はショートカットがトレードマークだが、髪には生涯貫く“流儀”があるという。
「髪の健康のためには自然がいいと思うから今まで1回も染めたことがないの。ロングヘアだった時代も、傷むからドライヤーを使わなかった。シャンプーもずっと同じ。髪が抜けないところをみると、私と相性がいいようね。相性がよければ、ずっと使い続ける。面倒でも旅先に持参します。だって、備えつけのものだとハイブランドの製品でもメイド・イン・チャイナだったりしますから」
シャンプーだけではない。身につけるものも、口にするものもメイド・イン・チャイナは「安心して使えないので100%NO!」だと言うほどの徹底ぶりだ。
年を重ねる喜びは年々、増しているという。“退屈だと死んじゃう”と言う金さんはこんなメッセージを送ってくれた。
「年をとるのは全然怖くないのよ。自分ができることを見つけて元気でいれば高齢化社会だって怖くない。私は、仕事があって、好きなことができて、80才の毎日がすごくハッピーです」
※女性セブン2015年1月8・15日号