国内

富士山絶景 富士急ハイランドのFUJIYAMAから雄大な姿

FUJIYAMAから富士山を見る一番の絶景ポイント

 冠雪した冬の富士山は、ダイナミックでありながらも、優美ささえ湛え、その存在感はまさに別格といえる。そんな冬の絶景ポイントは? 4人の富士山ウォッチャーに聞いた。

 富士山のお膝元として知られる山梨県。山梨日日新聞電子版の人気コーナー「きょうの富士山」を担当し、自らも毎日写真に収めている笠井憂弥さんが絶景ポイントを教えてくれた。

「富士吉田市では、どこからでも富士山が見えるので、小学校の校庭など町から見える富士山も捨てがたい。ですがやっぱり山中湖や河口湖など湖から見える富士山が、障害物もなくきれいですね」

 それでは、きれいな富士山を見るコツは?

「いちばん富士山がきれいに見えるのは早朝。空気も澄んでいるし、空と富士山の境がはっきりしています。天気の良い早朝、まだ船が出ておらず、水面に波が立っていない湖ならば、湖面に映り込む富士山もきれいに撮れる。特に冬は、山頂に雪がかかっているので、みなさんが『これぞ日本の象徴』と思われるような富士山に出合えるはずです」(笠井さん)

 また、富士急ハイランドにも富士山がきれいに見えるポイントが多い。

「写真に撮ることはできませんがキング・オブ・コースターFUJIYAMAから見る富士山は絶景です。どこがそのポイントなのかを知っていただき、しっかりつかまってご覧ください」(富士急行宣伝部・金子泰樹さん)

「富士山撮影のオンシーズンは、10月の後半から3月の上旬ごろまで。気温が上がると雲が湧きやすくなるので、夏は思うように撮れません。登山のシーズンと真逆なんですね」

 そう語るのは、富士山の美しさに魅せられ、仕事を辞めて静岡に移り住み15年にわたって撮り続けてきたカメラマンの檀林正浩さん。「やはり冬の富士山は格別」だという。

「冬は空気が澄んでいるので遠くからでもきれい。東京や江ノ島からも見えますが、おすすめは富士山から少し離れた三保の松原。冬場は西風が吹き、駿河湾に向かって白波が立ち、迫力のある写真になります。しかも風が空気中の埃を取ってくれるのでヌケがいい。

 時間は少し早いのですが日の出のころがおすすめです。冠雪した山肌に朝日が射してピンクになる縁起のいい『紅富士』が見られるチャンスがあるからです。逆に午後になると太陽が西へ動いて、山全体に光が当たり陰影がなくなり、全体的にべったりした印象になってしまいます。日の出が難しくても朝9時ごろまでに撮影すれば、立体感ある表情豊かな冬の富士山が写真に収められます」(檀林さん)

※女性セブン2015年1月22日号

関連キーワード

トピックス

6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン