さて、迎え撃つサントリーはどう出るか――。黒烏龍茶は3月17日からパッケージを刷新、味わいも進化させてリニューアルすることが決まっている。烏龍茶も引き続き食事との相性をメーンに、“食中茶”としての存在感を打ち出していく予定だ。
「長らくウーロン茶のメガブランドがサントリーだけだったので、競争による市場の活性化や需要喚起ができていなかった面がありました。だから、ライバル社が新商品を出して再びウーロン茶に対する関心が高まることは、むしろサントリーにとっても歓迎すべきことなのかもしれません」(宮下氏)
食生活の変化により、食中、食後の定番飲料はお茶だけでなくコーヒー人気も高まっている昨今。果たしてウーロン茶が再び食卓に浸透する日がくるのか。