これからのオフィスの一大潮流となりつつある「ジョカツ」こと「女性活用」。女性上司や女性管理職がどんどん増えていく…はずですが、OLさんたちのホンネを聞いてみると、なかなか現実は違うようです。
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あき(メーカー・29歳):最近、会社が「ジョカツ」「ジョカツ」うるさくって、荷が重いよ。
ちか(サービス・26歳):あ~、流行の女性活用ね。安倍ちゃん肝いりの「ニイマルサンマル」。2020年までに女性管理職を30%にするとかいってさ。
ゆうき(旅行・33歳):そんなの無理無理w 大体、肝心の女子にやる気がないんだから。
あき:マジで、管理職なんかになりたくないよね。大して給料も上がらず、責任ばっかり押しつけられてもさ~。
みどり(建設・28歳):早く帰れて、のんびり習い事したり、失敗は「てへぺろ」で逃げられる一般職がいいわ~。
ゆうき:分かる~。実は私、派遣から正社員になり、総合職になって、来年は多分、管理職になるんだけど…。
まりこ(広告・26歳):すげー。「出世魚」みたいw
ゆうき:でも、ぶっちゃけ、気楽な派遣時代が懐かしいよ。変にライバル視されたりしないから男性社員も優しかったしさ。
あき:実際、管理職になった先輩女子は、女だから部下を怒鳴るなんて出来ないとかいって、男性部下全員にバレンタインチョコ配ったりして気を使いまくった挙げ句に、「あの人は部下に甘いから」なんつって舐められまくってる。
ちか:結局、「女性活用」でウチらって得したのかな。
あき:一応したんじゃない? ほら、最近はよく「女性ならではの意見を聞かせてくれ」とか会議でチヤホヤされない?
まりこ:するする~。今までは、女子のいうことなんてガン無視だったくせに。
ゆうき:でも、得したのって、結局ソレだけ?
ちか:正直、「俺は女房子供を食わす!」みたいな男が減って、専業主婦願望が強い私からしたら、かえってメーワクかも…。
まりこ:こちとら、一生ゆるーく楽して生きていきたいのが本音なんだよね。
あき:会社よ! ジョカツより、「婚活」支援を頼もう!
一同:頼もう~!
※週刊ポスト2015年2月27日号