国内

中国人観光客の振る舞いに観光バス、ホテル、航空関係者が不満

 中国人観光客が中国の旧正月「春節」を祝う7連休(2月18~24日)で日本に押し寄せた。

 観光立国を目指す日本にとって、中国人観光客はまさに上客。多くのお金を落としてくれて日本経済に貢献してくれるなら大歓迎だ。しかし、彼らのマナー欠如が多くのトラブルを起こしているのも事実である。都内在住の主婦は、有名百貨店のデパ地下で起こった出来事に怒りを隠さない。

「夕方の大混雑した食品売り場に、中国人の女性が子供を乗せたベビーカーで突っ込んできたんです」

 大阪ミナミの大通り・堺筋では中国人観光客の大型バスが二重三重に駐停車し、深刻な交通渋滞を引き起こしていた。

「この辺で拾うお客さんには『歩いていったほうが早いでっせ』というてます」(タクシー運転手)

 2月16日から専用乗降場が増設されたが、渋滞の完全解消には至っていない。観光バス会社も“被害”をこうむっている。

「中国人は予約を平気でキャンセルするんで困っています。車内マナーの悪さにもうんざり。彼らが降りた後の座席下には、新聞紙やお菓子の袋などが散乱しています」

 中国人客は日本の美食も訪日の目的にしているが、あるホテルマンは憤懣やるかたない様子だ。

「デパ地下で高級スイーツや惣菜を買い込んで部屋で堪能していただくのはかまいません。でも、最低限の始末はしていただきたいですね。中国人のお客さまがお帰りになった後は、食べ残しがそのままで、呆然とするほどの汚なさです」

 各航空会社は増便や大型機種への変更で春節シーズンに対応した。だが、この時期に帰国する中国人客は大量の家電製品を抱えて空港にやって来る。航空会社関係者が不満をこぼす。

「手荷物が大量になった場合でも、超過料金をいただければお預かりすることはできます。ただ、春節の時期は家電製品を客室に持ち込むお客さんが多いので、収納スペースに入りきらずに貨物室に積み直すことがたびたび起きる。そうなると遅延が発生します」

※週刊ポスト2015年3月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

Mrs. GREEN APPLEのギター・若井滉斗とNiziUのNINAが熱愛関係であることが報じられた(Xより/時事通信フォト)
《ミセス事務所がグラドルとの二股を否定》NiziU・NINAがミセス・若井の高級マンションへ“足取り軽く”消えた夜の一部始終、各社取材班が集結した裏に「関係者らのNINAへの心配」
NEWSポストセブン
山本由伸(右)の隣を歩く"新恋人”のNiki(TikTokより)
《チラ映り》ドジャース・山本由伸は“大親友”の元カレ…Niki「実直な男性に惹かれるように」直近で起きていた恋愛観の変化【交際継続か】
NEWSポストセブン
保護者責任遺棄の疑いで北島遥生容疑者(23)と内縁の妻・エリカ容疑者(22)ら夫妻が逮捕された(Instagramより)
《市営住宅で0歳児らを7時間置き去り》「『お前のせいだろ!』と男の人の怒号が…」“首タトゥー男”北島遥生容疑者と妻・エリカ容疑者が住んでいた“恐怖の部屋”、住民が通報
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
《交際説のモデル・Nikiと歩く“地元の金髪センパイ”の正体》山本由伸「31億円豪邸」購入のサポートも…“470億円契約の男”を管理する「幼馴染マネージャー」とは
NEWSポストセブン
学業との両立も重んじている秋篠宮家の長男・悠仁さま(学生提供)
「おすすめは美しい羽のリュウキュウハグロトンボです」悠仁さま、筑波大学学園祭で目撃された「ポストカード手売り姿」
NEWSポストセブン
モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン