芸能

地下アイドル ライブ会場で物販に精出し月収19万円が平均か

地下アイドルでライターの姫乃たま

 アイドルブームが続く中、毎年、数多くの少女たちがデビューする。オーディションに合格し華々しくデビューするアイドルがいる一方で、マスメディアには登場しない「地下アイドル」も増えている。大手芸能事務所に所属せず、テレビやアイドル雑誌にも滅多に登場しない彼女たちは、どうやって活動し、収入を得ているのか。地下アイドルでライターの姫乃たま氏がレポートする。

*    * *
 マスメディアに露出せず地道に活動を続けているアイドルがいます。地下にあるライブハウスを中心にライブ活動をしている彼女たちは「地下アイドル」、ときには「ライブアイドル」「インディーズアイドル」などと呼ばれます。今年の元旦には、地下アイドルを名乗る「仮面女子」がシングルCDを初週13.2万枚売り上げ、ランキング1位になったことが話題になりました。このニュースによって、それまで一般にはなじみが薄かった「地下アイドル」という単語が、世間に知られるようになりました。

 仮面女子のCD売り上げ枚数は桁違いでしたが、目を凝らしてCD売上ランキングを見ていると、地下アイドルがチャートインしていること自体は珍しくありません。ただ、CDの売り上げでうはうは……というわけでもないのです。

 ちなみに多くの職業がそうであるように、地下アイドルも収入に個人差があり、下は活動すればするほど赤字になる人から、上は月収100万円という方まで様々です。私の所感ですが「大卒の初任給」や、「ひとり暮らしできるくらい」という反応が多いので、ざっと19万前後が平均という感じでしょうか……。収入が高い地下アイドルほど、知名度が高いとも限りません。

 地下アイドルになるきっかけはさまざまです。よく聞くのは、ライブハウスなどが主催するイベントに出演したことをデビューとするパターンでしょうか。名乗った時点で、女の子は誰でも地下アイドルになれます。動機は様々で、女優や声優への通過点として活動している子や、有名になりたいわけではないけれど人前で歌いたい子も多く、メジャーなアイドルになりたくて活動している地下アイドルは、想像より少ないかもしれません。

 そんな、テレビでは流れない謎に包まれまくりの地下アイドルが、どのように収入を得ているのか、現役地下アイドルの私が少しだけご紹介します。

 彼女たちの主な収入源はライブ会場にあります。ライブでの収入というと、真っ先に出演料を想像されるかと思いますが、地下アイドルに固定のギャラが支払われることは滅多にありません。彼女たちの主な収入源は、ライブ終演後の物販なのです。

関連記事

トピックス

大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
4月12日の夜・広島県府中町の水分峡森林公園で殺害された里見誠さん(Xより)
《未成年強盗殺人》殺害された “ポルシェ愛好家の52歳エリート証券マン”と“出頭した18歳女”の接点とは「(事件)当日まで都内にいた」「“重要な約束”があったとしか思えない」
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
吉田鋼太郎と夫婦役を演じている浅田美代子(『あんぱん』公式HPより)
『あんぱん』くらばあ役を好演の浅田美代子、ドラマ『照子と瑠衣』W主演の風吹ジュン&夏木マリ…“カッコよくてかわいいおばあちゃん”の魅力
女性セブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
宗教学者の島田裕巳氏(本人提供)
宗教学者・島田裕巳氏が皇位継承問題に提言「愛子天皇を“中継ぎ”として悠仁さまにつなぐ柔軟な考えも必要だ」国民の関心が高まる効果も
週刊ポスト
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン