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2015.03.26 16:00  週刊ポスト

世界一清貧のウルグアイ前大統領 家は使用人より粗末だった

「初めて彼に会ったのは、2007年5月に私がウルグアイに赴任した時のお披露目パーティーでした。当時は農牧大臣でしたが、ラフなシャツにジャンパー姿。公式のレセプションでネクタイをしないのは彼くらいだったので、面白い人だなと思いました。大統領になってからもネクタイを締めたことがない。世界一質素な元首だったことは間違いないでしょう」

 収入の9割をボランティア財団に寄付するため、生活費は月1000ドル程度。公邸ではなく妻が所有する農場に住み、財産と呼べるのは友人からもらった1987年製の中古のビートルくらい。公職の空き時間には家畜の世話をしていた。

「ある農場主によると、ムヒカ氏の家は倉庫に毛の生えたようなところで、一番下の使用人の家よりも粗末だったとか(笑い)。とても人を呼べるような家ではないので、外国からの客人を招待する時は友人の家を迎賓館がわりに使っていたそうです」(竹元氏)

 昨年、アラブの富豪が彼の愛車を100万ドル(約1億2000万円)で買い取ると申し出た時には、「友人たちからもらったものだから、売れば彼らを傷つけることになる」といって断わった逸話もある。

「絵本で紹介された演説の内容はシンプルで、かつ彼自身の生き方を体現したもの。だからこそ読む人の心を打つのでしょう」(内田氏)

※週刊ポスト2015年4月3日号

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