○(米)3月労働市場情勢指数 6日(月)午後11時発表
・2月実績は4.0
参考となる2月実績は4.0。2月の非農業部門雇用者数はしっかりとした伸びを記録したが、情勢指数は1月の4.8から低下した。情勢指数は昨年12月に7.1まで上昇したが、その後は弱含みとなっている。労働参加率は低水準で推移しており、3月についてもこの傾向が一変する可能性は低いとみられる。
○(米)3月ISM非製造業景況指数 6日(月)午後11時発表
・予想は、56.6
参考となる2月実績は56.9。新規受注指数は56.7に低下、活動・生産指数も低下した。ただし、雇用指数は1月の51.6から56.4に上昇した。3月については、新規受注、活動・生産指数が伸び悩む可能性があることから、2月実績とおおむね同水準になるとの見方が多く、市場予想は妥当か。
○(日)2月経常収支 8日(水)午前8時50分発表
・予想は、+1兆2125億円
参考となる1月実績は、+614億円。前年同月の-1兆5861億円との比較で経常収支は大幅に改善した。主に原油安の影響によるものだが、輸出はまずまず順調に推移している。2月については、第一次所得収支の黒字継続や貿易赤字の縮小が見込まれていることから、一定規模の経常黒字を計上する見込み。
○(日)日本銀行金融政策決定会合 8日(水)会合終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
日本銀行は原油価格の下落は物価の基調に大きな影響を与えないと判断しており、原油安によるインフレ率の鈍化は意識していない。賃金上昇への期待が生じていることや労働市場が安定しており、経済・物価情勢は今年1月に示したシナリオに沿っている。これらの理由で金融政策の現状維持が賛成多数で決定される見込み。
主な発表予定は、6日(月):(日)2月景気先行指数、7日(火):(米)2月JOLT求人件数、9日(木):(米)2月卸売在庫、10日(金):(米)3月財政収支
【予想レンジ】
・米ドル/円:117円00銭-122円00銭