今、巷で大人気なのが、同窓会業者だ。面倒な告知から会場予約、当日の運営までの一切を代行してくれる。いったい、どんなことをやってもらえるのか? 「同窓会ネット」をケースにその実態に迫った。まずはどのくらい前に申し込めば良いのか。
転居先不明の人を捜す作業も必要になるので、3、4か月~半年くらい前に申し込むのがベスト。開催日は2、3か月前に告知すると日程の調整もしやすく、会場をおさえるのもスムーズ。特に地方の場合は、帰省する人が多い大型連休やお盆、年末年始に同窓会が集中するので、早めに動いたほうが◎。
それでは実際に、業者は当日まで何をしてくれるのだろうか。
記念写真の撮影があるプランなら、集合写真はプリントして各々に郵送される。開設されたホームページは、同窓会終了後も存続され、そこでスタッフが撮影したスナップ写真のダウンロードが無料でできる。SNS機能もあるので、“今度は部活ごとに集まろう”など、次の約束もしやすく、参加者が写真を投稿することも可能。当日のスナップ写真を使った記念誌の制作などのオプションもある。
同窓会を終え、アフターサービスにも抜かりはない。
依頼者がするのは、幹事の決定、同級生の連絡先調査、日時やおおまかなプランを出すだけ。会場については希望に合った場所を見積もってもらえ、打ち合わせもお任せできる。提携しているホテルなどが複数あるので、値段やサービスの交渉などは自分たちでやるよりスムーズ。
データを元に名簿作りや専用ホームページの開設、案内状の発送、出欠のとりまとめ、当日使う名札や式次第の作成など、事務的な作業も行っている。直前になっての出欠変更などにも対応してくれるので、仕事等で忙しい人が幹事になっても、煩わしく感じずに済む。
※女性セブン2015年4月9日・16日号