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もしも大規模火山噴火が発生したらどうする? 8つの防衛策

 火山性地震が頻発する箱根山。気象庁は5月6日、噴火の危険度を5段階で示す「噴火警戒レベル」を「1(平常)」から「2(火口周辺規制)」に引き上げ、これに伴い蒸気噴出が確認されている大涌谷の遊歩道は全面閉鎖された。

 レベル2といっても、いますぐに噴火するというものではないが、最悪のケースを招く可能性も。武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏はこう話す。

「60万年前、火山島だった伊豆半島が日本列島にぶつかり、その時に地下にマグマが生まれて富士山と箱根山ができました。2つの山はいわばきょうだいの関係で、距離も25kmしか離れていないので、どちらかが噴火すれば、連動してもう片方も噴火する可能性があるんです」

 富士山ハザードマップ検討委員会の想定によれば、富士山が噴火した場合、噴石の直撃による死傷者数は最大1万3000人、避難者は50万人にも達する。溶岩や火山灰によって1万4600kmの道路が通行不能になり、東京にも2~10cmの火山灰が積もる。

 箱根山とのダブル噴火ともなれば、有史以来の未曾有の事態となるだろう。迫りくる“Xデー”にわれわれはどう対処すればいいのか。危機管理教育研究所所長の国崎信江氏に聞くと、以下の8つの防衛術を教えてくれた。

■コンタクトレンズはNG
「火山灰がコンタクトに付着すると角膜損傷する危険性があるので、極力眼鏡にしましょう」(国崎氏。以下「」内同)

■車移動厳禁
 わずか1cmの降灰でも、車はすぐに横滑りする。

「また、フロントガラスに火山灰が降り積もって視界不良になるので、車での移動はとても危険なんです」

■家電製品にラップ
 多くの家電製品は、火山灰が入りこむと故障する。防塵対策として、食品用ラップなどで巻いておくことが重要だ。

■換気扇に粘着テープ
「火山灰が入り込みやすい場所です。隙間を作らないため、内側と外側を粘着テープで密閉しましょう」

■排水溝の灰除去
 雨が降ると火山灰が泥状になり、排水溝が詰まる。

「乾いているうちに袋につめて処分します。火山灰は水を含むと重くなり、屋根に積もった重みで家が潰れることもあるんです」

■防塵マスク
 火山灰に含まれるガラス粒子は、肺に入ると呼吸器系の疾患を起こす。普通のマスクではなく防塵マスクを用意する。

■水不要の非常米
 非常食や非常水の準備は必須。特に断水に備え、水が不要でそのまま食べられる「フライドライス」がオススメ。

■携帯トイレ
 これも、断水した際には非常に重宝する。事前にお風呂に水を貯めておいて、その水を使うようにするとよい。

※女性セブン2015年5月28日号

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