ビジネス

LINEスタンプ 売れ行き好調なのは表情が振り切っているもの

 昨年から発売が開始され、まだ1年しかたっていないのに9万3938点(4月30日現在)ものスタンプが発売されているLINEクリエイターズスタンプ。自分でも作ってみたい! という初心者に向けたイベントが開催されると聞き、早速、会場へ潜入した。

 4月21日に行われた『初心者向け LINEクリエイターズスタンプセミナー』(アドビ システムズ主催)。これは、手描きでLINEクリエイターズスタンプを作成したい人向けのイベントだ。

 女性セブンオリジナルLINEスタンプ『女性セブン がまぐっちゃん』の第2弾、第3弾を目論む、女性セブンスタンプ班(JSSH)にとっては、興味津々の内容だ。

 LINEスタンプ企画チームの渡辺尚誠さんによると、現在販売されている約9万のスタンプの中で、34.7%の人が手描きでスタンプを作っているそうだが、実は、“がまぐっちゃん”も女性セブン記者Kがすべて手描きしたもの。それをデザイナー・Mがデジタル化して世に送り出したのだ。

「最近は、パソコンやタブレットで絵を描く人も多いようですが、やっぱり絵は紙に描いたほうがしっくりくるんですよね」

 と、記者Kもしみじみ語っているが、手描きでスタンプができれば、パソコンが苦手でも、スタンプ長者へのチャンスが増えるというものだ。

「現在、発売中のLINEクリエイターズスタンプの中で、売れ行きが好調なものには法則があります。ひとつ紹介すると、表情が振り切っているものがウケやすい。たとえば、笑顔でも“にやっ”としているだけのものよりも、お腹を抱えて爆笑しているほうが使いやすくて、受け取る側も“使ってみたい”と思うようです」(渡辺さん)

 なるほど。これは今後のスタンプ作りの参考になる。

 イベントではiPhoneやiPadを使って手描きのイラストをLINEスタンプにする方法も教えてもらったが、こちらは追って、詳しく紹介するので乞うご期待。

 後半は、前出の渡辺さんに加え、『うざいくまです。』スタンプの作者のwakutaさん、『ゆかいなエヅプトくんスタンプ』シリーズの吉永龍樹さんのトークセッションが行われた。いずれもLINEクリエイターズスタンプ界ではカリスマ的存在だ。

 現役大学生のwakutaさんが、「台詞や絵のポーズが、他のスタンプとなるべくかぶらないようにしている」と人気の秘密を語れば、サラリーマンクリエイターの吉永さんは、「日常会話で使いやすいものがスタンプのトップ画面に並ぶようにしている」と明かした。

 初心者が気になるクオリティーについては…。

「それは心配する必要はありません。稼ぐこともモチベーションになるけれど、自分が描いていて楽しい、使いたいと思うものを素直に描いてほしいです」(wakutaさん)

 確かに自分が描いていて楽しくないと40個も生み出せないもの。そろそろJSSHも本格的に第2弾作りに着手せねば…。

※女性セブン2015年5月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン