実際に職場では「コミュニケーションの一環として」(65.0%)や「会話のきっかけづくりとして」(29.1%)おすそ分けを実践している人が多い(前述調査より)。お菓子選びも人と一緒に楽しめるかが基準になっているようで、日常的に接するお菓子にひと工夫を加えておやつを楽しんでいる人たちもいる。
「いま職場でブームなのが同じお菓子の味違いを持ち寄る食べ方。たとえばコンビニによくある『ガルボミニ』なら味のバリエーションが多いから話が弾みやすいんですよ。ガルボミニはチョコだけど簡単に溶けないから手につかないので、暑い日でも汚れないからおすそ分けしやすいですね」(20代派遣社員女性)
新発売情報は、おやつを介したコミュニケーションで好まれる話題のひとつだ。それに呼応するかのように、コンビニのお菓子棚には新商品が次々と並ぶ。たとえば持ち寄りの例として挙げられている『ガルボミニ』だと、もうすぐ「まろやかコーヒー味」が新発売される。持ち寄りおやつの候補の一つに挙げられるのは間違いないだろう。
仕事だけでは行き詰まりやすい職場の人間関係も、おやつをきっかけに解きほぐしてくれることもあるだろう。ストレス社会と言われるいま、職場におやつは必須のアイテムとなったようだ。