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埼玉県教委 県立高校全教師に生徒とのLINE等の私的連絡禁止

 LINEなどのSNSアプリを使用した教員の不祥事が増えているという。埼玉県教育委員会は昨年12月、教え子にわいせつ行為を行なった県立高校の教諭4人に免職処分を下すとともに、県立高校の全教師に生徒とのLINEや携帯メールなどによる私的な連絡を原則的に禁止すると通知した。担当者がこう説明する。

「もともと2006年から、教職員の研修の場で『生徒とのメールや電話のやりとりは控えるように』と指導してきましたが、今回『電話、電子メールや無料通信アプリケーションなどによる児童生徒との私的な連絡は絶対に行なわないこと』と通知するに至りました」

 今年2月に同様の通知を出した、神奈川県教育委員会の担当者の話。

「ツイッターやフェイスブックなどのSNSが普及してきたことから、私的な連絡はとらないよう確認しました。メールやLINEを始めると、児童生徒と教師との距離感がおかしくなり、不祥事を起こすことがある。今回の通知は、それを未然に防ぐためのものです」

 悪いのはスマホでもLINEでもない。教育評論家の小林正氏が語る。

「新たな通信ツールをすべて規制することは困難です。最近は、いじめに悩む生徒の声がLINEやメールで届くといった事例もある。教員養成で軽視されがちな道徳教育を徹底し、教師の自覚と責任感を高めなければ、根本的な解決にはならない」

 教師への教育が不足しているとは、皮肉もいいところである。

※週刊ポスト2015年6月5日号

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