ビジネス

なでしこジャパン 国民栄誉賞副賞の化粧ブラシは2万7000円

「椿シリーズ フェイスブラシ」(ソフトタイプ 大 2万7000円)

 なでしこジャパンの国民栄誉賞副賞として「化粧ブラシセット」が贈られ、話題となった。製作したのは、広島県熊野町の化粧ブラシ専門メーカー「竹田ブラシ製作所」だ。

「化粧品のベースは油。筆や肌にムラなくなじませるには、原料毛の持つ油分を生かすことが大切です。メイクの本場西欧の技術をもとに、日本の技術を取り入れた独自の製法で、化粧ブラシを製造しています」

 そう3代目となる竹田康洋さんは語る。

 原料毛はイタチ、山羊、灰リスなどの天然毛。束毛の段階から何度も櫛掛けし、粗悪な毛を取り除きながら毛並みを整え、独自の型を利用して穂先を作っていく。原料毛の良さを引き出すには、毛質を見極めながらの繊細な作業が必要なため、すべては熟練職人による手仕事だ。

「毛の先を光に透かすと消えてしまう、産毛に近い“本当の毛先部分”を生かす作業は、日本の書筆の伝統技術に通じるもの。繊細な仕上がりは、目で見ても、肌を滑らせても実感していただけるはずです」(竹田さん・以下同)

 なでしこジャパンに贈られたのは「椿シリーズ」のセット。なかでも灰リス毛100%のフェイスブラシは、素肌の上でさえ粉がなじみ、柔らかいタッチ、自然な発色が特徴だ。

「パウダーに軽く触れるだけで毛先に含まれ、優しく撫でるだけで必要な粉が肌に伸び、自然な艶感に仕上がります。グリグリと毛と毛の間に粉をはさみこむ必要はありません」

 正しく使えばお手入れもティッシュで拭くだけというから、無精者にもオススメだ。

※女性セブン2015年6月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
《新恋人発覚の安達祐実》沈黙の元夫・井戸田潤、現妻と「19歳娘」で3ショット…卒業式にも参加する“これからの家族の距離感”
NEWSポストセブン
キム・カーダシアン(45)(時事通信フォト)
《カニエ・ウェストの元妻の下着ブランド》直毛、縮れ毛など12種類…“ヘア付きTバックショーツ”を発売し即完売 日本円にして6300円
NEWSポストセブン
2025年10月23日、盛岡市中心部にあらわれたクマ(岩手日報/共同通信イメージズ)
《千島列島の“白いヒグマ”に見える「熊の特異な生態」》「冬眠」と「交雑繁殖」で寒冷地にも急激な温暖化にも対応済み
NEWSポストセブン
中村雅俊が松田優作との思い出などを振り返る(撮影/塩原 洋)
《中村雅俊が語る“俺たちの時代”》松田優作との共演を振り返る「よく説教され、ライブに来ては『おまえ歌をやめろよ』と言われた」
週刊ポスト
レフェリー時代の笹崎さん(共同通信社)
《人喰いグマの襲撃》犠牲となった元プロレスレフェリーの無念 襲ったクマの胃袋には「植物性のものはひとつもなく、人間を食べていたことが確認された」  
女性セブン
大谷と真美子夫人の出勤ルーティンとは
《真美子さんとの出勤ルーティン》大谷翔平が「10万円前後のセレブ向けベビーカー」を押して球場入りする理由【愛娘とともにリラックス】
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
医師がおすすめ!ウイルスなどの感染症対策に大切なこととは…?(写真はイメージです)
感染予防の新常識は「のどを制するものが冬を制する」 風邪の季節に注意すべき“のど乾燥スパイラル”とは?
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン