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「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い

佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)

 10月12日、全日本テニス選手権の男子シングルス決勝戦を観戦した秋篠宮家の次女・佳子さま。表彰式では、優勝した選手に天皇杯を手渡したが、その際の“着帽なし”の装いが物議を醸している。

 表彰式などの公務では、女性皇族は帽子を着用することが多い。

 例えば、9月の皇后盃第58回全日本女子弓道選手権大会では高円宮家の久子さまが、8月の高松宮記念杯第33回全日本銃剣道選手権大会では三笠宮家の彬子さまがそれぞれ着帽して式典に臨んだ。それだけに、佳子さまの“脱帽”ファッションに対して、「皇族のマナーとして大丈夫なのか」といった心配の声がSNS上で相次いだのだ。

 だが、今回の装いには理由があるという。皇室ジャーナリストのつげのり子氏はこう語る。

「佳子さまは最近、各地域の伝統工芸品のアクセサリーをよくつけていらっしゃいます。姉の眞子さんから『日本工芸会』の総裁職を引き継いだこともあり、伝統工芸品を自分が身につけることで、より多くの人に知ってもらいたい、それによってお役に立ちたい、という思いがあるようです。

 イヤリングや髪飾り、バレッタなどは帽子を被ると見えにくくなるので、伝統工芸品を身につける際も見えやすいように、帽子を被らないという配慮をされているのではないかと思います」

 そもそも、皇室に着帽に関するドレスコードは存在するのか。

「明文化された規定はありません。皇族方が一堂に会するフォーマルな場、例えば園遊会などでは帽子を被ることが多いですが、単独の公務の場合は比較的自由度が高い。お召し物や訪問先の雰囲気に合わせて帽子を被らないこともあります」(同前)

 宮内庁は、帽子に関するドレスコードについて、「ご公務等において、帽子を被るか否かについて、明確な基準はありません。宮内庁としては、それぞれの行事等におけるご活動を適切にお支えします」(総務課報道室)と回答した。

 佳子さまによって皇室ファッションに新潮流が生まれるのか。

※週刊ポスト2025年11月7・14日号

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