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「仕事できる女性に惚れないのは愚か」と告白された女性課長

 晩婚化が進んでいるといっても、30代半ば独身の女性が働きづらいような職場はまだまだ多い。36才の女性Yさんは、独身の会社員。年齢に対する嫌がらせも受けつつ、どうにか出世を果たした。そんなYさんの前に、すてきな男性が現れる…。

 * * *
 うちの会社は、「女は30才までに寿退職」という風潮がいまだ強く、20代で辞める女性がほとんど。あからさまなセクハラに男性不信になりましたが、なんとか辞めずにがんばってきました。そして35才で課長に昇格し、部下がつきました。

 その中に中途採用で入った28才のTくんがいました。私を女だからとバカにすることもなく、仕事の覚えも早いので、ありがたい存在でした。

 ある時、Tくんから「課長はなぜ“ツボ”と呼ばれているんですか?」と聞かれました。実は、私のあだ名はお局を表す“ツボ”。事情を話すとTくんは「それ、セクハラです!」と私のために怒ってくれたんです。

「気にしていない」と笑うと、それからは、私がセクハラされるたび、Tくんが上司にくってかかるように。その姿はまるで騎士そのもの。

 でも、ある日、このことがきっかけで、「お前ら、実はデキてるんだろ?」と、上司が冷かしてきたんです。するとTくんが「仕事ができて、根性もある女性に、惚れない男の方が愚かだと思いますが」と冷静に言ったものだから、社内が騒然!

 それからは堂々と、私を食事に誘ってくれるようになったのですが、長年男性不信だったので、まだ自信がなくて…。今は、彼との食事で恋心のリハビリ中です。

※女性セブン2015年7月2日号

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