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ルイ・ヴィトン高知店が閉店 なぜ日本3号店は高知だった?

 5月、「スターバックスコーヒー シャミネ鳥取店」がオープン。全国で唯一「スタバ」がなかった鳥取では「スタバはないけどスナバはあります」と平井伸治県知事が「自虐PR」したが、それも解消された。でも、実はどの県にだって恥ずかしい自虐ネタはあるんです。ここでは四国の県からの自虐ネタをどうぞ。

【徳島県】〈とうとう「電車」で沖縄に先を越されちゃった〉

 2003年の沖縄モノレール開通により、徳島県は日本で唯一「電車」が走行していない県になった。JR徳島線や阿佐海岸鉄道をはじめ、県内の鉄道はすべてディーゼルエンジンで動く「気動車」。車両の見た目はさほど変わらないが、県民は過剰に意識している。

【香川県】〈四国の「四大祭り」は、うどんほど知名度なし〉

「徳島の阿波踊り」「高知のよさこい祭り」「愛媛の新居浜太鼓祭り」を四国三大祭りと呼んでいる。でも四国なのに「三大」とは何かおかしい!? 香川が外れているのだ。県民が悔しさを滲ませる。

「『さぬき高松まつり』があるが、阿波踊りやよさこい祭りと比べると動員力も知名度もイマイチ。肩身が狭い」(60代男性)

 それでも香川県民だけは自分たちの祭りを加えて「四国四大祭り」と呼んでいる。

【愛媛県】〈『坊っちゃん』は松山の悪口だらけ〉

 夏目漱石の名作『坊っちゃん』を、愛媛県、とくに松山市はプッシュしまくっている。「坊っちゃん列車」に「松山坊っちゃんスタジアム」……。しかし実際に小説を読み返してみると、漱石は松山をちょっと馬鹿にしすぎだ。

〈こんな所に住んで御城下だなどと威張っている人間は可哀想なものだ〉
〈一時間あるくと見物する町もない様な狭い都〉

 う~ん、さんざんないわれよう。松山市民は心が広い。

【高知県】〈郷土の誇り「ルイ・ヴィトン高知店」が閉店しちゃった〉

 東京・表参道、名古屋に続き、国内3番目の路面店として2003年にオープンしたルイ・ヴィトン高知店が今年2月末に閉店した。当初から「なぜ高知に?」という声があったことも事実。「当時の日本支社長が高知出身だった」(服飾業界関係者)との噂もあった。

 しかし、個人所得が全国最下位の高知県では顧客も限られていた。「デートの待ち合わせによく使ったけど1度も買ったことはない」(高知市の20代女性)という人がほとんどだったようだ。

※週刊ポスト2015年7月17・24日号

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