今でもギャグは量産中だという
猫:はい、手抜きです。そういう大会がすごく多いんです(苦笑)。
――どれくらいオーバーしたんですか?
猫:数メートルです。ドリフのコントみたいでしたよ。ぼくが間違えたらかみんなついてきて、「あれ? あれ?」って、みんな立ち止まって戸惑ってみたいな(笑い)。
――カンボジアではよくあることなのですか?
猫:たとえば、朝6時半スタートのマラソン大会があって、20分巻いて突然スタートしちゃったりするんです。6時10分になったら予告なしに、スリーツーワンどんって。訳がわからなくなりながら走ることが、普通にあるんです。トラブルばっかりなんですよ。日本人がいたらびっくりすることが、国際大会でも平気で起こるので、そういう事が今はネタになって、大変ですがすごくおもしろいです。
【猫ひろし】
1977年8月8日生まれ。千葉出身。2003年、芸能界デビュー。『オールスター感謝祭』(TBS系)のマラソン企画で好成績を出したことをきっかけに、本格的にマラソンに取り組む。2011年11月にカンボジアにて五輪代表になるべく国籍を変更し、話題となった。現在リオ五輪に向け、精力的に活動している。『猫ひろしとジョニー大蔵大臣のキバRunラジオ』(レインボータウンFM・毎週水曜・21:00~22:00)レギュラー出演中。
撮影■林紘輝